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弁理士会のお仕事2024


弁理士のボランティア活動。それが会務活動

今年度も弁理士会の仕事が始まった。いわゆる会務活動というやつだ。

基本的に無報酬。交通費程度しか支給されない。それなのに、わざわざ自ら手を挙げて行うボランティア活動だ。

メンバーは企業勤務の弁理士より事務所弁理士が多いように見える。しかも事務所の経営層クラスの弁理士だ。多忙を極めるはずの経営者弁理士が無報酬の公務活動に勤しんでいる。まったくご苦労なこった。

こういう人たちは弁理士会のために一肌脱いでくれている。それを当たり前だなんて思っちゃいかんのじゃないの?
何か労に報いる還元をしてあげられないのかね。さもなくば、弁理士会のために頑張ろうと思ってくれる有能な弁理士さんはいなくなっちまうぜ。

関東会「中小企業・スタートアップ支援委員会」の委員として

おっと。愚痴はこの程度にして活動内容を紹介しよう。

僕は日本弁理士会(「本会」とも言われる)ではなく、その地方組織・関東会の中で、とある委員会の委員を務めている。「中小企業・スタートアップ支援委員会」という委員会の委員だ。

中小企業・スタートアップ支援委員会は、

  1. 中小企業・スタートアップに対する知財支援策の検討

  2. 中小企業・スタートアップに対応するための弁理士育成に関する企画・実行

  3. 中小企業・スタートアップに対する知財支援の実施

を目的として活動する委員会だ。

独立開業した2015年にこの委員会の委員になり、今年でちょうど10年目。他の委員会に浮気することなく、この委員会一本で活動してきた。だいぶ古株の方になってきたから、ここ数年は副委員長・部会長を任されている。今年は「オウンドメディア刷新部会」という部会の部会長だ。

オウンドメディア刷新部会の活動

「オウンドメディア刷新部会」は中小企業・スタートアップが知的財産に積極的に取り組んでいけるよう、知識面・情報面から啓発することを目的に活動している。

そのメインの活動が知財情報発信のプラットフォーム・オウンドメディアを作ることだ。

何年か前に関東会所属の先生が有志で立ち上げた「知的財産ナレッジ」というサイトがあった。

旧・知的財産ナレッジ

ろくに更新もされず、ほぼ休眠状態にあったこのサイトを再生し、我々の目的に合うオウンドメディアに作り変えていくというのが基本的な構想だ。

実はこのオウンドメディア刷新構想は3年計画で進めている。

昨年度が1年目。トップページのリニューアルと、サイト構造の見直しを行った。これが新たな「知的財産ナレッジ」だ。

新・知的財産ナレッジ

見やすく、知財ビギナーにもキャッチーなトップページにはなったと自負している。ただ、メディアの根幹はコンテンツだ。記事の内容が最重要。そういう意味では昨年は何もできなかったと言っていい。

今年度はいよいよコンテンツ・記事の内容に手を入れていく段階になる。きれいなサイトを作ることに意味はない。

  • 知財の記事を読みにきてもらえるサイト

  • 中小企業やスタートアップの知財ビギナーが情報を求めて集まってくれるサイト

  • そういう人たちが弁理士との接点を持てるサイト

そんなサイトを目指していきたい。そう、これから本番だ!