ローテク弁理士®ヤマダ(たまにスイーツ弁理士)

山田 龍也(クロスリンク特許事務所 代表弁理士/ネーミングプロデューサー)。ローテク製…

ローテク弁理士®ヤマダ(たまにスイーツ弁理士)

山田 龍也(クロスリンク特許事務所 代表弁理士/ネーミングプロデューサー)。ローテク製品の特許取得、中小企業や個人事業主の商標登録を代行します。 権利を取ること自体が目的になっていませんか?権利を取る前(商品企画・ネーミング)、取った後(権利活用・ブランディング)が大事ですよ!

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【自己紹介】ヤマダPってどんな人

【山田 龍也/弁理士】化学メーカーで研究職を志すも挫折。特許の世界に活路を見出し、弁理士を目指すが合格までなんと15年! 独立開業したのは50歳! 中小企業の経営者さん向けに、センス不要のネーミング術・強みを活かしたブランドづくりのヒントを発信中! スイーツ大好き、スイーツ弁理士。 ▶弁理士・特許と商標(知財)の人2010年(平成22年)11月に弁理士試験に合格。2011年(平成23年) 4月に弁理士登録をしました。日本弁理士会会員(登録番号17578)。 特許実務の経験

    • ChatGPTなどの生成系AIに文章作成をさせるのは「アリ」か「ナシ」か?

      生成系AIに文章作成をさせることの是非AIは僕よりずっと頭が良い。持っている知識や情報の量も多い。平均点以上の文章を作ってくれると思う。 だけど、何か引っかかる。 文章って、人そのものじゃないか? もっと人間臭いものじゃないか? それをAIに任せてもいいんだろうか?自分の中でこの疑念を払拭できていない。 それでも無理やり答えを出すならば、論理的・定型的な文章をAIに作成させるのは「アリ」、情緒的な文章をAIに作成させるのは「ナシ」。それが、現時点での僕の答えだ。 論理

      • 士業はオワコン。AIが普及したら本当に仕事がなくなるのか?

        士業はオワコン。資格は資格資格は資格。 ただの免許。ただの許認可。それがあれば合法的に店を出せる。独占業務をやらせてくれる。それだけ。決して技術や能力の証明じゃない。稼げる保証もない。 同じ資格ならできる手続きは同じ。質が違うと言ったって、そこに価値を認めて金を払ってくれる人ばかりじゃない。安いサービスの方が魅力を感じるかもしれない。 士業はオワコン。AIが普及したら仕事がなくなる。そんなことを言われる中で、選ばれるために何をするか、資格を超えた何を提供できるか、そして

        • 長文は丁寧な文章ではない。読み手の意図を汲む努力を怠った手抜きの文章

          長文は手抜きにすぎない長文はそれだけで罪だ。行政手続きの説明も、保険の約款も、家電のマニュアルも。 必要なことがどこに書いてあるかわからない。ようやく見つけたと思ったら、そこにまたわかりにくい長文が書いてある。結局、知りたいことはわからない。自分のやりたいことも進められない。 「この長い長い文章のどこかに書いてあります。私は全部説明しました。責任は果たしました」。そう言いたいだけでしょ。 長文だから丁寧なわけじゃないんだ。読み手の意図を汲む努力を怠った手抜きの文章だと

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          情報発信者なら誰でも起こる「垢BAN」の話

          SNSで見かけた怖い話SNSで衝撃的な投稿を見かけた。 垢BAN(アカウント停止)。これがあるから怖いんだ。信用できないんだ。SNSや無料ブログは。 最近、Xで凍結祭りがあったじゃないですか。「変な奴がいなくなった。せいせいした(笑)」とか言ってる、そこのあなた! 他人事だと思ってない? 自分とは無関係だと油断してない? 垢BANされるなんてスパム野郎だけと高をくくってない? 決して他人事ではないよ、垢BANは。ある日突然やってくる。 垢BANはまともな人にも降っ

          情報発信者なら誰でも起こる「垢BAN」の話

          噂のデカ盛りパフェ「座ったままでイチゴ狩り」。高級イチゴ100粒の贅沢!

          今日は祝日・昭和の日。休日恒例・スイーツ弁理士の実食レポートをお届けします! 旬の時期に旬の食材を味わう幸せ食べ物には旬の時期がある。自然の恵みが育んでくれる食材本来の旨み。それを味わえるのは旬の時期だけだ。 今は1年中見かける食材も少なくない。スーパーに行けば大抵の食材はみつかる。でもそれは温室で自然の摂理に抗って無理やり育てたもの。旬の食材の美味さには到底敵わない。 そろそろ5月。そろそろ終いの時期に近づきつつある食材がある。5月の初旬までしか食べられない、日本人な

          噂のデカ盛りパフェ「座ったままでイチゴ狩り」。高級イチゴ100粒の贅沢!

          複数のテキスト系SNSを効率的に運用するための一方策

          複数のテキスト系SNSに同時投稿を続ける実験ここ1ヶ月程、テキスト系SNSを使って壮大なる実験をしていました(笑) テキスト系SNSの代表格である「X」、「Facebook」、「LinkedIn」、「Threads」に全く同じ内容を投稿することを約1ヶ月間継続し、各々の使い勝手や読者のリアクションを実際に体感していたのです。 これらのSNSのより良い運用方法が見つかれば、という軽い気持ちで始めた実験だったんですが、しかし…。結果は思わぬ方向へ。実験開始時には予想もしていな

          複数のテキスト系SNSを効率的に運用するための一方策

          拝啓・クリエイター様。著作権の呪縛に囚われないで

          著作権の呪縛?あぁ、また真似された。パクられた…。せっかく一所懸命考えて作ったのに。自分の子供みたいに可愛がっているのに。 クリエイターの嘆きが聞こえてくる。 確かに世の中には悪い奴がいる。他人の褌で相撲を取って小金を稼いでる奴もいるんだろう。僕も文章を書いているからわかる。モヤッとすることもある。 でもね。そういうことに心を引きずられて、やる気が失せる、アイデアが濁る、クオリティが落ちる…。 そっちの方がもったいなくない? 非常識な輩はいる。こずるい奴もいる。そ

          拝啓・クリエイター様。著作権の呪縛に囚われないで

          【事例紹介】ローテク特許|越後製菓の「切り餅」

          身の周りの「ちょいイラ」が発明の母。技術改良のきっかけになるローテク弁理士presents「ローテク特許の事例紹介」。 特許と言うと、高尚なもの、高度な技術に関するもの、ハイテクばっかり。 そんなイメージを持っている人が多いんじゃないですか? そんな誤解を払拭するべく、ローテク特許の事例を紹介していきます。 今回の事例は越後製菓の「切り餅」に関する特許。 お餅を焼いていると、お餅がぷっくり膨らんできて、中身がブシャっと飛び出しちゃう。きれいに焼けない。こんな経験は誰で

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          商標登録でネーミングやロゴマークと同じくらい大事な「アレ」の話

          商品名を決めるだけでは商標登録はできません!依頼者「『XYZ』って商品名を、商標登録したいんですけど!」 ヤマダ「で?」 商品名さえ決めれば商標登録できると思ってるでしょ? みんな、ネーミングのことしか話さないもの。 ヾ(˙꒳​˙ )ノンノンノン! 実は、商標登録をするときにネーミングと同じくらい大事なものがあるんです。 商標登録はネーミングと「アレ」のかけ合わせ。「アレ」を教えてくれないと、商標登録の可能性を調べる商標調査も、出願書類の作成もできません。 だから

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          画期的な紙おむつの発明を開発。でも、良い商品が売れるとは限らない

          ネピアが子供用紙おむつから撤退王子製紙傘下の王子ネピアが子供用紙おむつの国内販売から撤退する。 子ども用紙おむつ撤退 少子高齢化、海外注力へ―王子ネピア これからは、ますます増えていくであろう高齢者向けに、そしてまだまだ人口増が望める東南アジア向けに注力していくようだ。 ベビーブームは今や昔。日本は少子高齢化。これも時代の流れで致し方ないのかもしれない。 でも、どこか寂しさを感じる。実は元勤務先の特許事務所で、ネピアの紙おむつの特許権利化に携わっていたからだ。 ロ

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          事例「おいしい牛乳」:ヒット商品なのに商標登録できなかった名称

          商標登録は「早い者勝ち」だけでは決まらない商標登録は早い者勝ち。 さすがにこれは知っている人が多いと思う。 商標法は「先願主義」。早い者勝ちのルール。同じジャンルで、似たような商標を登録したい人が複数人いたら、特許庁に一番最初に商標登録の出願書類を出した人に優先権がある。 先に使っていようが、ちょっと有名だろうが関係ない。特許庁は一番最初に手を掲げた人に商標権を与えるんだ。 でもね。「まだ誰も出願していないぞ」、「自分が一番だ」と思って出願しても商標登録できないケース

          事例「おいしい牛乳」:ヒット商品なのに商標登録できなかった名称

          事例「ボクササイズ」:普通名称のように見えて実は商標登録されている名称

          商標登録しろとは言わない。せめて商標調査くらいはしようよ 「商標登録なんて自分には関係ないよ」 会社勤めの方はそれでもいい。 何かあっても、会社が対応してくれるだろうから。 ただ、ご自分で事業を営んでいる人はどうかな? こういうことを言うと、「どうせ弁理士が商標登録を売り込みたいだけでしょ(苦笑)」と思われるんだろうね。でもさ、あなたが興味なくたって、やってる人はやってるんだよ。商標登録。 あなたが歩いているビジネスの大地には商標権と言う名の地雷がたくさん埋まっ

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          商標登録は自分の財産を「見える化」してくれる。不動産登記に似た制度

          商標登録はした方がいいのか?正直どっちでもいい。 「した方がいいんですか?」と質問する裏側には、「できればやりたくない」、「必要と言うなら仕方ないからやる」という気持ちが透けて見える。 だったらやめときな(笑) そんな気持ちでやるなら、仮に商標登録に成功して商標権を取れたところで、その権利をろくに活用できない。ただ、登録証を額縁に入れて、自己満足しておしまい。 商標登録しないとしても、商標登録のメリットがなくなり、商標登録をしなかった時のデメリットを全て自己責任で背負

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          「伝え方が9割」佐々木圭一さんの極意。「クロスポイント」を見つける

          動画にはない「コトバ」の力動画は気楽に視ることができる。 でも、文章を読むのは面倒だ。 楽しくはない。 直感的にイメージできるものでもない。 その場で役立つものでもないかもしれない。 それでも…。 文章には、「コトバ」には、動画にはない力がある。 噛みしめれば味わい深く、 表面的な理解にとどまらない、本質的な理解を得られ、 漢方薬のように徐々に身体の中に浸透する。 一過性の楽しさではなく、読んだ人に行動を促す力がある。 もっと、「コトバ」の力を信じてみようよ。

          「伝え方が9割」佐々木圭一さんの極意。「クロスポイント」を見つける

          ポッドキャスト番組「経営者の志」に出演しました!

          弁理士/ネーミングプロデューサーのヤマダです。 経営者への音声インタビュー番組「経営者の志」に出演してきました。本日付で公開されています。今日は音声メディアや声の魅力について考えてみます。 ■ 声の魅力についてクーリスマスが今年もやーってくるー♪ 毎年この時期になると竹内まりやの歌声を思い出します。 旦那さんの山下達郎にも「クリスマス・イブ」という大ヒット曲があるじゃないですか。 毎年この時期に夫婦セットで思い出してもらえるのは良いシステムですね(笑) この「すてきな

          ポッドキャスト番組「経営者の志」に出演しました!