専門家ブランディングにつなげる情報発信の戦略
専門家ブランディング。自分の専門性を正しく伝えること
いくら専門性があったって、良い仕事をしてたって、それが知られていなければ仕事に繋がることはない。
自分のビジネスや仕事内容について知ってもらい、
専門性(特定の分野の専門家であること)
信頼性(専門家として信頼できる人物であること)
権威性(教えを請いたくなるような専門家であること)
が積み上がった状態を作る。これが専門家としてのブランディングだと思っている。
まずはブログやSNSで自分の専門性を伝えていく
今やインターネットは社会のインフラだ。情報発信のツールもよりどりみどり。ブログにSNS、YouTubeやTikTok…。数えればきりがない。そして誰でも簡単に始めることができる。
だから、まずはこれらのツールを使って、ネットで情報発信をしていく。これが手始めだと思う。
ただ、これらのツールも使いようだ。使い方を間違えればブランディングには繋がらない。
例えば、知的財産の専門家である弁理士がいたとする。その人は特許や商標登録の申請の仕事を増やしたいと思っている。それなのに、その人の投稿内容はスイーツを食べ歩いている写真ばかり…。
そんな投稿を見ても、その人が特許の専門家には見えないし、商標登録の仕事を頼みたくもならない。これでは、「専門家としてのブランディングにつながる情報発信」とは言えないのだ。
「人柄や人間性を知ってもらうのが大事だ。だからプライベートな投稿もした方がいいのだ」という人もいる。でも、それは言い訳ではないか。人柄が良ければ、面白い人であれば、専門家として認められるわけでもなかろう。
せっかく時間と手間をかけてSNSを利用するなら、専門家として認めてもらえる投稿をした方が良い。愚直でも良いから、自分の専門性を訴えていく。興味がない人にはくそつまらない投稿でもいい。そうした方が専門家ブランディングにはつながるはずだ。
ネットで見つけてもらい、紙媒体で権威性を高める
月刊ぎふとPREMIUM。展示会出展社、ギフト業界の方のための専門誌・業界誌。
この「月刊ぎふとPREMIUM」の2024年4月号に、ヤマダのインタビュー記事が掲載された。「ギフト流通人が知るべき商標の基本と活用法」という特集の中で、「商標の基本とブランド構築に活かす手法」というテーマでインタビューを受け、見開き2ページ、全4ページの記事に仕上がっている。
ネット全盛の時代だが、なんだかんだで紙媒体は信頼性が高い。だから、ブログでもSNSでもいいから専門家としての情報を発信する。その情報が際立ってくると、紙媒体・メディアの人に見つけてもらえる。
最近、雑誌社・出版社の人と話をすると、書ける専門家の需要はあるなと感じる。そして、雑誌社・出版社の人たちはそういう専門家を探している。XやYouTubeで。
だから、
その人たちに見つけてもらえる
専門家として信頼される
文章を書ける奴だと認めてもらえる
そういう投稿を続けるのが「専門家ブランディングにつなげる情報発信の戦略」だと思っている。
今回の「月刊ぎふとPREMIUM」の記事もそういう積み重ねでたどり着いたものだ。
この雑誌の編集長さんは「X(旧Twitter)」で、ある分野の専門家を探していたそうだ。そして、その検索に僕が引っかかった。それがきっかけで今回の仕事に結びついたということだ。
見つけてもらえる仕掛けを作る。それが専門家ブランディングの第一歩なのかもしれない。