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【「世界青年の船」 SWY広報部 連載企画】適切な時に、適切な方法で繋がるからこそ

「世界青年の船」SWY広報部です🛳
(世界青年の船事業の詳細については、以下の記事をご覧ください。)

今回は、月別にテーマを設定し既参加青年のエッセイを投稿していく新企画の一記事目です!今月のテーマは、、、!!

「電波の無い1ヶ月の船上生活ってどんな感じ?」

です! ぜひ最後まで読んでくださいね!
(テーマ詳細については以下の記事をご覧ください。)

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お久しぶりです。SWY32の岡崎千波です。
毎年長期休みになると海外に出かける生活をしていたのですが、それが嘘のように思えるほどずっと家にいます。

そういえば、SWY32の中には訪れた国が60カ国を超える人も何人かいました。(ス、スゲーッ)

さて、みなさんが海外に行くとき、持っていくものは何でしょうか?

……パスポート?


うんうん、そして?

……そうです!スマートフォンです!

現代人の生活にはかかせないアイテムになっているような気がします。
もちろん、あえて所持しない人もいるとは思いますが、ほとんどの人が持っていますよね。

私はスマホを初めて手にした時から世界船に参加するまで、インターネットのない環境に数日間も放たれたことはありませんでした。

ただ、参加前も通信環境のない生活に怯えてはいませんでした。
日頃から頻繁に多くの人とやり取りをするわけでもないし、ハワイやメキシコに寄港した時はSIMカードが味方になってくれると強気だったからです。

まあ何とかなるでしょ、と。


実際、そこに関しては船に乗ってからもギャップはなく、不自由なく過ごせていました。そして、スマートフォンは単なるカメラに変身して、今でもカメラロールには思い出がたくさん。

ただ、無意識にしてしまっていた行動が1つ。

それは、スマホを開くと、黄緑色のアイコンをまずタップしてしまうこと。

そうです、あのアルファベット4文字が書かれているアイコンです。

ちなみ22

アイコンの位置も把握してしまって、ポンポンってタップしちゃうんですよね。

何もメッセージが来ていないとは分かっていながらも、アプリを開けるという無駄な作業を数日間繰り返していました。
考えてみれば、これはいつもLINEの通知をオフにしている私の癖の1つです。
アイコンの右上に通知数が表示される設定もしていません。

結果、何かメッセージが来ていないかを確認する癖がついて無意識にあのアイコンをタップしてしまうのです。これは、私が世界船に参加するまで気づかなかった癖の1つで、乗船中に改善されていきました。
(めでたし、めでたし)

では、船の中では何がLINEの代わりになっていたのでしょうか?

人を探すとき。
今、目の前にいない人に伝えたいことがあるとき。
改まって何かを伝えたいとき。

私たちの手段は、宿泊ルームのドアに掛けられていたホワイトボードや手紙がほとんどでした。人を探す時には、出会う人みんなに「ねえ、○○どこにいるか知ってる?」と聞き続け、パッションで頑張ることも。

中でも、手紙は私にとって久々のアイテムでした。

ちなみ23

「ありがとう」も「ごめんね」も手紙に書いて、改めて伝えます。
事業が終わりに近づくごとに、みんなの部屋にポストインされる手紙の数は増えていきました。

そして中にはラブレターが入っていることも。
(ん?私にはこなかったなあ……泣)
なんか、紙落ちてんなーって思って見てみたらラブレターだったことも。(いや、さすがに封筒に入れてくれ。ってか落とすなよ

とにかく、現代人の私たちにとって手紙は新鮮な手段で、だからこそ、貰うと温かい気持ちになれるものでした。もちろん、今でも大切に取っています。

とある日本青年とは短い期間に何回も手紙をやり取りするほど、近しい存在だからこそ面と向かって伝えられないことが多かったり、それくらいお互いがお互いを思っていたり。

一方、外国青年から貰う手紙は、決まって力強い思いがそこにはありました。忘れられないメッセージは “Change the world!” です。
規模が大きすぎて、私はこのメッセージの真意を受け止められているかどうかわかりませんが、世界を変える力が私にもあると改めて感じさせられました。

ちなみ24

電波の有無は令和を生きる私たちに大きく影響します。
メリット・デメリットどちらもあると思います。
ただ、「電波がない環境」に囚われすぎることなく、
目の前にいる人をどれだけ大切にできるかどのように大切にできるか、が船の上では問われていたのではないかと考えています。

それは日常生活でも同じかもしれません。
SNSを1つのツールと考え、適切な時に最も伝わりやすい方法で相手とコミュニケーションをとることが私たちには求められているのだと思います。
(2020/8/18)



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