いわゆる「人、モノ、金、情報」といった経営資源の中で、唯一状況に応じて変わるものは「人」。
「人」がいかに活躍するかで、企業の成果に大きな差が出る。
「人」すなわち従業員に活躍してもらうためには、従業員の満足度を高める必要がある。

では、従業員満足度を高めるにはどうしたらいい？

●従業員満足度を高めるための５つのポイント
①目的、価値観（ビジョンや経営理念）への共感
②自分の仕事が与える影響（貢献）が見える
③評価制度への信頼感
④人間関係にストレスのない職場環境
⑤業務内容に応じた就業規則や福利厚生

①目的、価値観（ビジョンや経営理念）への共感
この企業は何のために、何を目指しているのか？目的や価値観に共感できるからこそ、そのためにがんばろうと思える。

②自分の仕事が与える影響（貢献）が見える
自分ががんばったことで社内外にプラスの影響を与えている（貢献している）ことが見える。だからこそ頑張れる。

③評価制度への信頼感
がんばった分だけ認めてもらえる。だからこそ頑張れる。

④人間関係にストレスのない職場環境
これは満足度を下げないための前提として必要。
上司や仲間にストレスを感じるようだと、頑張れない。

⑤業務内容に応じた就業規則や福利厚生
これも、頑張るための環境整備として不可欠。

従業員の活躍あってこその企業活動。
特に経営資源の限られる中小企業においては、手持ちのリソースである既存社員に如何に活躍してもらうかが企業の存続を別つ生命線。
だけど、当たり前のことのようでも、なかなかできている企業は少ない。
このような課題を適切に発見・設定し、解決に向けた道筋を提案できるようになりたい。