『好き』を隠さなくてもいいじゃんか

自分は、子供の頃からチョット……いや、だいぶ変わった子でした。

ピンクのドレスも好きだけど、赤い着物の方が好き。
プリキュアも好きだけど、ウルトラマンの方が好き。
恐竜にドレスを着せて、リカちゃん人形とお茶会を開くのが大好き。

両親はそんな自分を怒ったりしませんでした。
今思えば、両親は物凄く広い心の持ち主です。感謝。
母親は、恐竜用のお洋服やアクセサリーを作ってくれました。
父親は、子供の頃遊んでいたというソフビを自分にくれました。
自分はそれらを使って毎日おままごとをしました。
怪獣たちと遊ぶのは、普通のことだと思っていました。(笑)

でも、一歩家の外に出ると、自分が異質だと気付きました。

女の子は、ウルトラマンなんて見ないんだよ。
着物は古いよ、ドレスの方が、素敵だよ!
怪獣のお人形なんて、かわいくない!

それを言われた時、なんとも不思議な気持ちになったのを覚えています。


〇〇ちゃんは、砂遊びが好きって言ってた。
〇〇くんは、お絵描きが好きって言ってた。
自分は、恐竜や、ウルトラマンが好きって言っただけなのに、どうしてこんなに酷いことを言われなくちゃダメなんだろう?

別に、いいじゃないか!
好きなことを、好きと言って何が悪いのですか。
「男の子」ならこうするべき、
「女の子」ならこうするべき、
それに反する『好き』は、言ってはいけない、隠さなくちゃいけない。
そんなの、変です。

人間でも、恐竜でも、動物でも、
どんな色が好きでも、どんな服を着ていても、
自分らしく、自分の好きなように、思った通りに生きていいじゃん!!


長々と話したけれど、自分が言いたいのは

『好き』を受け止めてくれる社会になって欲しい

ってことです。

皆さまの『好き』を、大きな声で言い合える日が来ますように。


サポートありがとうございます。