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創作物が好きです。自分のこと、自分の好きな作品について書いた文章を載せたいと思って〼

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誰でもプレゼン(話し)上手になれる!3つのキホンと2つの応用

突然ですが、あなたは話すのが得意ですか? 私は人から「〇〇って話すのが上手だね」「〇〇から話し聞くと、その作品興味出てくるよ」とそこそこの頻度で言われることがある。 嬉しいですよね〜٩( ᐛ )و この記事を書こうと思ったきっかけも、先日久々にあった友達にネトフリの『サイバーパンク・エッジランナーズ』というアニメを勧めた時「やっぱり〇〇って話すのうまいよな」と言ってもらえたことだ。 正直なことを言えば、たしかに自分自身、話すのがそこそこ上手だと思っている。 それを可能にした

    • "ルール"について思うこと

      どうしてこんなに「遵法意識」が低い人間に育ってしまったのか。はっきりとした理由はわからない。 就活の適性検査で出される「規律やルールに従う人間である」のような設問では、若干の申し訳ない気持ちになりつつ「どちらかといえばそうである」くらいの選択肢を選んでいる。 振り返ってみると小学生の時からその傾向はあった。 小学校では毎日下校の前に「帰りの会」でプリントが配られ、先生がプリントの内容を読み上げたあと「帰ったらお母さんやお父さんに見せること」と生徒に言って、解散という流れだ

      • 『エンドロールが終わるまで』(短歌10首連作)

        エンドロールが終わるまで ・手を休めないことを解放として四半世紀に至る最後に ・スペースデブリにはそれぞれの結末 それぞれの生活様式 ・ジュークボックスから聴こえる賛美歌 世界の果ての色に似ている ・神父が耳を塞いだ星でさえ夜間、信号は点滅します ・プログラム・ピクチャーが好きプログラム・ピクチャーみたいな時間になる ・フードコートで簡単な軽食を摂る 空のコップもう遅すぎる ・右手から射してくる朝日のようにきみを救わない浸透圧 ・したがって、電車とホームの間は

        • 苦しみ

          眠れない。眠れなくて、しかも頭が冴えてしまっている夜は、いつもより、取り止めのないことが頭の中をぐるぐると駆け巡る。それを書き殴ってやりたい衝動に駆られて、この記事を書いている。 ーーーーーーーーー 今年の5,6月は、今まで生きてきた中で1番、精神的に落ち込んでいた。 ずっと目を背けてきた、自分のこれまでと、自分の将来について本格的に考えなければいけない時期。友人からも、親からも、そして自分からも追い立てられていて、でも何もできなくて、何かをする気力も湧かなくて。漠然とした

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        誰でもプレゼン(話し)上手になれる!3つのキホンと2つの応用

          短歌を読もう! Vol.1 穂村弘『シンジケート』

          詩歌に興味を持ったのは去年の10月だった。 きっかけは、ゼミの先輩が賞も獲っているガチの詩人であったことと、 図書館で見かけた書評コンクールの銀賞作品(https://www.seikei.ac.jp/university/library/info/events/2022/13607.html) が最果タヒの『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を紹介していて、同い歳の人が書いたその文章がとっても素敵だったこと。 タイミングが悪くその本は借りられてしまっていたので、同じ作者の違

          短歌を読もう! Vol.1 穂村弘『シンジケート』

          愛・ラブ・Twitter

          大切なものは、いつだって失ってから気づく。 この1ヶ月はTwitterに生息している人間にとって激動の1ヶ月だった。 1回目の変化は、API制限。 7/1に突然起きたそれは、1日に読み込めるツイートの数に制限を加えるものであり、それまで当たり前のようにTwitterに張り付いてはタイムラインに流れてくるツイートを享受していたユーザーたちを震撼させた。しかしこれの影響には個人差があったようで1週間近く制限に苦しめられた人もいたようだったし、自分の場合は1日で復旧し今まで通りの

          愛・ラブ・Twitter

          好きな歌詞選手権🎧💓

          音楽を聴くとき、歌詞ってどれくらい意識してますか? 私の場合、結構メロディに気を取られて歌詞が頭に入ってこず、たまに歌詞を読みながら音楽を聴くと「へ〜〜こんないいこと言ってたのか」と思うこともよくある。 何回も同じ曲を聴くことで、「あれ、ここのフレーズ今の自分にすごい刺さるかも…」って発見があったり、稀に初見(初聴?)で度肝を抜かれるような素晴らしい歌詞に出くわしたり。 数ヶ月前、この動画を見てそんな「歌詞」の魅力を再認識させられた。 というわけで、徒然なるままに、私が好

          好きな歌詞選手権🎧💓

          『シン・仮面ライダー』最速上映に行ったよ

          はじめにというわけで『シン・仮面ライダー』観てきました。感想の前に、本作と自分の距離感について2つの観点から軽く書いておきます。 自分と"仮面ライダー" →僕は「仮面ライダー」というジャンルについては全くの門外漢である。世代である電王〜フォーゼまではリアタイしていたけれど、それらの作品についての記憶はほとんど定かではない。数年前、youtubeで無料配信されていた『オーズ』と『クウガ』は全話見ていて、特に後者については高3の時に毎週2話づつの公式配信をきっかけに完走したのだ

          『シン・仮面ライダー』最速上映に行ったよ

          区の手話講習会に行ってみた話⓶

          入門コースの2回目に行ってきた。 今回習ったのは初対面の人と話す時に使える「自分の名前を伝える+相手の名前を尋ねる」手話と1から万の位までの数を表す手話だ。 ほとんどの手話には由来がある。例えば「谷」「山」など自然とつながりのある漢字は、それ自体がどんなものかというののジェスチャーがそのまま手話になっていたりする。齋藤や加藤などの苗字の手話には、歴史上の人物に由来があるし、その他の手話は漢字の型を模したものになっていることが多い。先ほどあげた「齋藤」を手話で表すなら、あごに

          区の手話講習会に行ってみた話⓶

          区の手話講習会に行ってみた話⓵

          ※この記事は許可を得た上で書いています。 参加までのあれこれ ということで、タイトルにもある通り区の手話講習会に行ってみたよ、という話。全3回のうち、1回目が終了したので記録も兼ねて色々学んだこと・感じたことについて書いてみる。 まず初めに、講習会に申し込むまでの経緯なんだけど、僕は映画をよく見ます。「え、なぜここで急な自分語り?接続詞初心者か?」って思うかもしれないけど焦らずに続きを読んでほしい。ちゃんと繋がるから。 どれくらい見るかっていうと大体年に40本くらい、多い

          区の手話講習会に行ってみた話⓵

          抑圧と解放、境界(フレーム)を越える少女のまなざしー山戸結希短編作品論ー

          はじめに アンドレ・バザンは『映画的言語の進化』の中で映画作家を、表象それ自体を表現の目的とする「映像を信じる監督」と現実の真理/本質(とされるもの)の忠実な再現を表象に従属させる「現実を信じる監督」の2類型に区分した。それに則るなら山戸結希という作家は間違いなく前者だと、筆者は考える。山戸結希とは、何を撮ろうとしている監督なのか。何を語ろうとしている人間なのか。本稿では、以下3つの短編作品から彼女の作家性や根底にある主題に迫りたい。 おとぎ話『COSMOS』ー歪なまでに深

          抑圧と解放、境界(フレーム)を越える少女のまなざしー山戸結希短編作品論ー