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飛行機の見える公園:シドニー

シドニー空港の向かいに公園があるということを友だちに聞いた。

その公園の名前は、Sir Joseph Banks Parkである。地図で見ても分かる通り、本当に空港の、しかも滑走路の向かいにある。こりゃあ飛行機の離着陸が山ほど見られるなあ…。

長細い場所に広がる公園なので、それなら歩くより、走って見て回ったほうがエコノミカルだな、と思い、ランニングの服装をして電車、バスを乗り継いでその公園に行った。

バス停から少し歩くとすぐに公園に到着。まずは滑走路がよく見える場所に行こうと、ゆっくりのペースで走り始めた。
公園から陸橋を渡り、水辺のランニングトラックを少し走ると、滑走路が見えてきた。

こちら側はコンテナ埠頭になっていて、巨大なクレーンが何台も連なっている。

ちょうどコンテナタンカーが停泊していて、荷物の積み下ろし(もしくは積み込みか?)をしていた。

それにしても、こんなに高くコンテナを船の上に載せて、荷崩れなど起きないのだろうか…。

 そろそろ、目を滑走路の方に移してみた。

さすがオーストラリアで一番忙しい空港なので、ひっきり無しに飛行機が離着陸をしている。

この日は晴れてはいるが雲が低くかかっていて、それに加え飛行機はだいたい白色に塗られているので、あまりきれいに写真が撮れなかった。
その中では、ジェットスターの飛行機はボディが銀色に塗られているので、割合とくっきり撮れた気がする。

さてこの公園の名前になっている、Sir Joseph Banks とは何者か?というと、植物学者でキャプテン・クックと共にこのあたりを航海し、大量のサンプルを英国に持って帰った人である。

ということで、彼の像が公園の中にある。拡大鏡で植物を見ているポーズがいいですね。

バンクシア、という奇妙な実をつける木がオーストラリアにあるが、これは彼の名前に由来しており、そのせいかこの公園にはバンクシアの木がとても多かった。

自分の手のひらほどの大きさだった。

ジャカランダの花も満開で、紫色の花びらが地面一面に散っていた。

ぐるぐると公園を走っていたら走行距離が10キロほどになったので、これにて運動は完了!と近くのブリュワリーへ。

へへへ、この公園の中を走ろうと思った理由の一つに、ここに面白いクラフトビールのブリュワリーがあるから、というのがあったわけだ。つまり計画的犯行です。走った後のビールは至福だもんね。

まずはXPAで喉をうるおし…。

次は、なんとパイナップルのビール!ここのブリュワリーは、普通のビールも美味しいけど、このようなフルーツを使ったビールに力を入れている。

これも、パイナップル果実の味がギュッと詰まったビールで、「え、これ、パイナップルジュース?」というほどフルーティーだったが、それでもしっかりアルコール度数(7%ほどだったかな?)があるので、スッキリとしたフィニッシュでとても美味しかった…。

ちょっとした遠足をした気分だが、シドニーも探検すると奥が深い。