社会人3年目ごときが、偉そうなことを言います。
稀代のテキトー男 高田純次が、以前なにかの番組で「説教・昔話・自慢話はしないようにしている」と発言していた。
「まぁ、俺はこの3つを無くしているから、エロ話しかできないんだけどねwww」と、その後はあまりにくだらない、見事なオチに繋がるわけなのだが。
当時その番組では、年寄りになったらやってはいけないこと、なんて表題を掲げてトークをしていた気がするが、この考えは何も"年寄り"に限った話ではないと、わたしは思っている。
この時期になると、新入社員向けに「社内研修」を執り行う機会が増えてくる。今年社会人3年目を迎えたわたしは、去年に引き続き、1年ぶり2度目の研修実施だ。
相変わらず「社会人」という肩書きには居心地の悪さを感じるが、昨年度の1年間で得た学びは数多く、何をどう考えても1年前より"話せること"が増えた。
が、ここが高田純次になるか、高田純次以外になるかの、運命の分かれ道なのである。(別に高田純次になりたいわけではない)
人は誰しもある程度の年月を生きていれば、"話せること"は増える。
しかしそれは、あくまで"話せること"に過ぎず、"話してほしいこと"でも、"話していいこと"でもないことが大半だったりする。
話さなくていいことは話さなくていいし、聞かれてもいない話を自ら話すというときは、ある程度の"嫌われても仕方がない"というマインドを持って臨むべきだと、そんな風に思うのである。
それでなくとも、わたしは人とのお喋りが好きだし、クールキャラとかミステリアスキャラとは程遠い人間であることなど百も承知している。つまりこれは、ひとりの大人として、ひとりの社会人として、身に着けておくべきマナーみたいなものとして捉えておくほうが良いのだろう。
あんたの浅はかな説教とか、しょうもない昔話とか、相槌にすら困る自慢話なんか、こちとら聞いてないんだからさ、と。
そんなことで直近、入社1年目の新人たちに向けて、社会人3年目ごときが偉そうなことを言いますが、「説教・昔話・自慢話」だけはしませんので、どうぞごゆっくり睡眠タイムにでも充てていてください、という気持ち。オチのエロ話も、ビジネスの場では必要なし。
節度とユーモアのある社会人でありたいと、思い願い肝に銘じる今日この頃。
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