とある国では、他の国のように、タバコに税をかけておらず、また喫煙できる場所が8割を占めるという場所がある。（この国をT国としよう。）
愛煙家からしたら夢のような国がここにある。
私はT国に初めて訪れた。私はいわゆる愛煙家ではないのだが、コーヒーのともによく吸う。そして何より外部に全くもってT国についての情報がないのだから行ってみるしかないというのもあった。
入国時に何やら誓約書を書かされた。内容はT国の情報を外に漏らした時は貴国のタバコ税相当の罰金を課す（T国で吸った分に相当する）というようなもので、いかにもタバコの国らしいものだと思った。
そのあとに外国人はタバコを買うときにカードが必要とのことで、カードを1枚渡された。
まぁタバコの国らしい手続きがあったものの、あとは普通の入国手続きだった。

さて、入国してみると、どこかしこにタバコが売っているではないか。そして、街行く人々の9割はタバコを吸っているように見えた。
葉巻専門店から、世界各国の紙巻きたばこを取り扱うお店。タバコのためのライター専門店。
確かに、この国はタバコの楽園のようだ。
とりあえず、珍しいタバコから、私がいつもすうタバコ。合わせて15箱ほど購入してホテルへと向かった。（この国での15箱が、私の国での1箱ほどの値段だったのだ！！）
ちなみにホテルは、喫煙部屋の方が禁煙部屋より圧倒的に安い。タバコの楽園にも禁煙部屋をとる変わり者がいるのかと思ったが、あるということはそういうことなのだろう。
ホテルでタバコを楽しんで一服したあと、私は真の目的、この国について調べてみることにした。

続く↓