【ゆずいっぷくプロジェクト】川根柚子を使った商品を開発し、町に元気を取り戻す!

人口減少、耕作放棄地の増加、後継者・雇用不足、空き家問題。静岡県川根本町はさまざまな問題を抱えています。これらの問題を柚子ブランドを切り口として解決しようと立ち上がったのがゆずいっぷくプロジェクトさん。

今回はゆずいっぷくプロジェクトさんの挑戦を紹介いたします。

三大銘茶「川根茶」の産地として知られる静岡県川根本町。農家の方の約95%がお茶を生産しているんだそうです。
アルプスの雪解け水や湧き水がお茶づくりに最適な土地を育みます。その歴史はなんと江戸時代まで遡るそう。
しかしながら、近年は核家族化による茶の間の変化、ペットボトル飲料の普及により、茶葉の相場は下落。この15年で半分の価格まで下落したそうです。

そんな中、閑散期に栽培しているのが川根柚子。寒暖差が大きいことにより、香りが強いことが特徴の柚子です。
しかし、そもそもの人手が足りないため、商品開発や販売に注力できていないのが現状。

そこで柚子農家の方や町役場の方がチームを組んで、商品開発や販売の仕組みづくりが進められるようになりました。
柚子がお茶に続く第二の産業となり、町の元気を取り戻したいと考えているんだそうです。
また、この取り組みが表面的なもので終わらないためにも、耕作放棄地での栽培も始めています。

川根本町では、仕事の手を止めて、急須でお茶を入れ、“いっぷく”の休憩を取るのが日常。
多忙な現代の方にも手軽に“いっぷく”してもらいたい。それを川根本町の柚子を使って実現したい。そんな想いがこめられています。

ゆずいっぷくプロジェクトさんの挑戦は見事成功となりました。

川根本町のような問題を抱えている地域は川根本町以外にも数多く存在していると思います。川根本町から全国へ、このような取り組みが広がっていけばよいなあと感じました。


川根柚子を使った商品を開発し、町に元気を取り戻す!
https://camp-fire.jp/projects/view/139414

●資金の使い道
パッケージデザイン費、パッケージ代、製造費、土地耕起代、農機具代、電気柵、肥料、農薬代、軽トラ購入費、展示会出店費、販売営業費、空き家の修繕費


【公式】食活オリエンテーリング
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