【内場美幸さん】ハバネロ酵素商品を生み出し、地域農業を活性化させたい。


世界で4番目に辛いといわれている唐辛子『ハバネロ』。
日本ではスナック菓子に使われていたり、飲食店で辛さを増すためのソースとして卓上に置いてあったりします。
その辛さは鷹の爪の比ではなく、一度口にするとしばらく口の中がジンジンします。
辛いものが苦手な方にとっては未知の世界。

そんなハバネロを栽培し、新たなハバネロ加工商品づくりをしている方がいます。
福岡県糸島を拠点に農業を営む、内場美幸さんです。

もともと糸島は深刻な後継者不足問題を抱えていました。
それを何とかしようとした内場さん。
自分の営んでいる農業が6次産業だということを知り、それを促進することで新たな仕事を確立し、糸島の農業の活性化につなげようと考えました。

そうして「糸島だからこそ作れるもの」を模索したのち、出会ったのが『ハバネロ』。
まずは、ハバネロに塩と酢を加えて発酵・熟成した調味料を作りました。

しかし、出来上がったハバネロペーストは辛すぎて全く使いものにならず。
どうすれば良いものかと考えていたところ、知人の方に「酵素を使って2次発酵させてみれば?」との提案を受けました。

早速試したところ、これがとっても美味しく!
ハバネロのタンパク質が分解され、旨味の元となるアミノ酸に変化したことにより、辛さの中にコクが生まれたのです。

こうして植物性発酵食品『激辛酵素ハバネロドラゴン』が生まれたのです。
極力農薬や化学肥料を使わず、大切に育てられたハバネロを、手間暇かけて発酵させ完成するのです。

『ハバネロドラゴン』の使い道はさまざま。
ラーメンにちょい足ししたり、グリルしたお肉につけたり、燻製にかけたり…
とっても辛そうですが、色々な食材に合いそうなんです。

しかし、これだけ丁寧に作られているからこそ製造コストを減らすことが難しく、手頃な価格での販売が難しいそう。
特に、農業や資材の梱包に必要な人件費が大きな割合を占めています。

そこで今回クラウドファンディングによって、それらの費用を集めようというプロジェクトに挑戦しました。
結果は残念ながら未達成でしたが、目新しいハバネロ調味料は多くの目に止まり、知ってもらえたかと思います。

現在この商品は購入できないようですが、激辛大好きな私にとっては興味深い商品…!!

いつか食べてみたいなぁと思います!

【クラウドファンディングページ】ハバネロ酵素商品を生み出し、地域農業を活性化させたい。



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