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有害鳥獣駆除という生活

(過去の記事に加筆修正したものです)

こんにちは。狩猟免許を持って活動してくれる人が増えるといいなと思っている者です。今回は狩猟するためにどうしたら良いかって話をしたいです。

狩猟するためには簡単に言うと「免許」と「許可」と「道具」と「お金」が必要になります。プラスして「狩猟を知ってる人」もすごく大きいです。


免許

狩猟免許には銃を使うか罠を使うなど狩猟法で別れています。自分に有った物を選びましょう。多くの情報は色んな所にあるので割愛しますけどね。

許可

これは銃を持つこととか狩猟していいよっていう許可です。警察とか市町村の対応窓口で確認すれば教えてくれます。猟友会とかの知り合いがいればそちらでも良いでしょうね。

道具

道具ってのは銃とか罠もそうですがメンテナンス用の工具とかナイフとかもあります。服装とか靴とかもそうです。お金もかかります。結構大変。際限がない無いものだから必要最低限の物を用意して少しずつ揃えていきましょう。

お金

これは本当に大事です。今回のメインです。上3つ揃えるのに全部必要だし金額も大きいです。地域によっては補助金が出たりもしますのでそこは役場で調べてみましょう。

加えて本当に大事だと思うのは生活をしながら狩猟を続けられるベースとなる収入源です。始めてすぐにお金になるほど獲物がかかるわけではないですし、出来たとしても活動をなんとか維持する程度のものになると思います。
つまり赤字かなんとか経費を賄えるくらいからはじまります。弾代とかガソリン代とかかかりますからね。

そうなると活動を続けるためには余裕のある収入が得られていることが大事です。専業ハンターの前に副業ハンターから始めてほしいです。平日は会社員で休日ハンターだとか農家や自営業をやりながらできる範囲でハンターを始めるという人が多い印象です。

コンスタントに獲物が取れるようになって専業化していきます。例えば食肉加工場に売ったり、自分で始めたり、角や革を加工販売したりで収益を増やしていきます。害獣駆除として市町村がハンターを募集している場合もあります。専業で対応してほしいから年俸で雇うような物です。これはすごく面白くて家賃とかも保証してくれたりしてかなり安定的です。もちろん実績が必要な場合も大きいですが、狙ってみても良いかもしれません。

最近はyoutubeで情報を発信するということもあります。自分が使っている道具や罠を販売することがあります。こうして少しずつ狩猟に集中できるようになっていきます。

そして、僕は町の害獣駆除などを請け負っているのがメイン収入です。まだまだこれからです。
鹿などの解体から食肉加工の工場でも少し仕事をしています。たまにハンバーガーとかを出すイベントにも参加しています。すべてが有害駆除、鹿にまつわるエトセトラです。


おわりに…

さぁ始めてみよう!という人を不安にしてしまう内容かもしれないけど現実はそういうことです。割の良い収入源なんて自分で作らないと見つからないのです。例えばゲストハウスをやりながらジビエを提供したりもあります。

話し出すとキリがない。楽しくなるまでにはまだまだ苦労の多い世界です。盛り上げるためには多くの人が参加して、今やってる人がイキイキとすることだと思います。興味を持って欲しいし夢を抱いてほしいけど夢を見すぎないようにしないといけないですね。

狩猟免許試験は地域ごとに違うので自分の都道府県と狩猟免許で検索してみてね!

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