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思い出のUO(ウルティマオンライン)

最高い思い出に残っているゲーム、ウルティマオンライン。
以下UOと略します。

なぜUOはあんなに楽しかったのか。
今思い出しても最高のゲームだった。
自由度の高さ、戦闘システムの秀逸さ、世界観、そして理不尽な出来事、人との軋轢(あつれき)。

嫌な事もたくさんあった。
モンスターに殺されて荷物を全部失った。
トレジャーハントしてたらPKに襲われて殺された。
ギルド員と揉めて、チャットが上手く打てないくらい頭にきた事。
下手したらリアル以上に、毎日感情の高まりを感じていた。

もちろん楽しい事もたくさん。
魔法によるコンボを覚えて、戦闘の楽しさを知っていった。
派閥戦争で初めて一人で戦闘して敵を倒し、体が震えた事。
PKを普通に返り討ちにできるようになった事。
仲間と連携して戦えるようになった事。

特に面白かったのはムゲンという特別シャード(サーバ)の開始からの半年ほど。ここではPKである赤ネームに死んだ時のペナルティがなかった。さらに通常シャードと違って、戦闘不可地域がない。
始まると同時にカオスな状態で、みんな実力主義でお金の儲かる狩場を占領した。PKギルドもたくさん乱立して、どこそこのダンジョンは某PKギルドの縄張り、みたいな占領状態になった。

あるダンジョンに行くと常に10人くらいの赤ネームがいて、すぐにPKされる。そこで情報系BBSで呼びかけて、青ネーム100人以上で押しかけて逆に制圧した。その運動をBR(ブルーリボン)運動と名付けて何度か開催し、ダンジョン解放だけでなく、PKギルドに攻め寄せて囲んだりした。最高に楽しかった。

リアルの都合であまりBR運動は開けなくなったが、参加していたPKKギルドが連合を作り、毎日PK狩りをしていた。これがあまりに機能しすぎたのか、PK側はだんだん数が減り、ムゲンシャードは過疎りはじめた。最初にあれだけいたプレイヤーは激減、戦う相手がいなくなるとPKK側も数を減らした。
そして皆、元の通常シャードに帰っていった。

自分も通常シャードに戻り、PK、PKK、仮想WARなどをやった。ただ、あのムゲンシャードの始まりの数カ月の楽しかった日々、プレイヤーそれぞれの意思、皆の勢いなどは今でも忘れられない。
ゲームをやめて十数年経つが、ウルティマオンラインを超えるゲームには出会っていない。

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