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出雲大社に行った時の話

ちょっとスピぽい話かもで、読む人を選ぶかもしれないのですが、出雲大社に行った時の思い出を綴ります。

きっかけは、上司が電車好きで、とある電車には1回乗っとくべきだなんて雑談でした。
転勤で今の地に来てからすぐコロナ禍となり、お出かけもままならなかった私。
丁度コロナもにわかに収束した頃で、ひとり旅ならと行くことに。
上司のオススメ路線から日帰りで行ける観光地が、出雲大社だったのです。

さて、有名なので名前は知ってた出雲大社。
行ってみると広い敷地に菖蒲の咲いた池もあって、自然豊かでとても素敵✨
因幡の白兎伝承の地とは勉強不足でしたが、うさぎの石像が至る所にあって可愛いところでした。

その日の天候はおだやかな曇り。私がどこかに初めて行く時は薄曇りが多いです。
コロナのお陰でか人は思ったほど多くなくて、気持ちよく散策できました。

敷地内に宝物殿があるのを知り、画像で有名な大きいしめ縄のある所にお参りした後、まずは宝物殿を見学する事に。
中に入ると完全に貸切状態で。もー、ものすごくじっっくり拝見させていただきました。
模型とか、色んな角度でむちゃくちゃ覗き込んで。
それだけでも、なんかもう「神様ありがとう✨」的な気持ちになれました笑

丁度私が見終えた頃、人がまばらに入りだしたので、良いタイミングだったと宝物殿を出て、驚きました。
にわか雨が、それも結構強めのが。降ってたみたいなんです。
地面はかなり濡れてて、そこここで雨宿りする人の姿。

まだ傘が欲しいかなくらいの細い雨が降ってましたが、
私はそこで「いや、もう止むし」と謎の確信をして。
雨宿りしている人の中を平然と歩いていたら本当に、お社に着く間に止んで。歩いてほんの少しの距離の間に雨が止み、ご挨拶を済ました頃には晴れ間から日差しまで差して。
なんかもう、神社という場所も場所だし、ありがたい気しかしなかったです。
この先の未来を祝福されてるような。

実はこの時、一つだけ、自分ではどうにもならない事象に関して、お願いをしていたんです。
だから歓迎していただいてるような心地で、あまりに有難くて。
普段は神社仏閣でもいただかないんですが、御朱印をちょうだいしました。お気持ちと言われたので気持ちで出したら神主さんに「こんなに?!」と言われて照れくさかったです(ฅωฅ*)
でもそれくらい、なんか気持ち的に有難かった。

せっかくの出雲大社なので、遠方の家族にもお守りをお土産に買い求めて、再びのんびり散策して帰宅。
この時近くのお土産屋さんで買ったしおりは大のお気に入りで愛用してます♡♡

さて、ここからなのです。

実は先のお願い事というのは。
この時ワタクシ、再びの転勤が決まってたのです。
ここにくる前の地の店舗で、会社も私を思って、そして新体制になるその店舗に必要だと計らって下さったと思うのですが、
私はその時、本当はまだ今の地で働きたかったのです。
しかし、ままならぬ願い。
出雲大社の神様にだけ、まだ今のここに居たいという気持ちを吐露したのでした。
しかしいよいよ、周囲に開示し、お世話になった挨拶と引き継ぎを始めようとした矢先。
まさかの。
異動取り消しになって。
私の転勤はなくなり、今の店舗に残留決定に。
全く私とは関係のないところの理由で、会社は平謝り周りは気を遣いで大変恐縮したのですが、正直に嬉しかった。
「実はまだここで働きたかったんです」
と周りにも打ち明けました。

だから本当に出雲大社の神様には感謝しきりです。
今は、ここでやり残した事も消化できてきてるし、新しい地へと言われれば前向きに行きたいですが、あの時あのままだったらきっと心残りだった。
いつか、この地を去るならばその時には、この時のお礼にまた伺わねばと思います。

もちろんこれは全て私の主観なので、思い込みや偶然かも知れません。
だけど本当に良くしていただいた思いで感謝してます。

他にも、神社で良くしていただいたなって事、逆になんか嫌われたなって事も実はいくつかあって。
良い思い出だけ取り上げると、
赤間神宮の思い出編
安井金毘羅さんに救っていただいた話
春日大社のご縁編
があるのですが、またもし語る機会があらば。

赤間神宮は大好きな所なんです。
この異動騒動も、元は多分赤間神宮さんの計らいだったのでは、と思うフシもあって(もちろん個人の主観です!)
いつかまたそのうち。


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