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離婚を考え続けた治療休止期間

生理が来て私たちの不妊治療は
終わりを迎えました

その月は流産した
赤ちゃんが産まれるはずだった月でした

妊娠前や妊娠中に散歩していた道に
桜の木がたくさんありました
桜が満開の季節に生まれてくるはずだった我が子


満開の桜を見るたびに
涙が込み上げてきて
毎日夫に隠れて泣いていました


夫と話すのも嫌になり
拒絶しているのは私なのに
悲しみに寄り添ってくれないことに
一方的に腹を立てていました


いくら話してもわかってもらえない
話すだけ無駄
そう思っていた私

溝はどんどん深くなり
家を出ようと物件を探したときもありました

出て行こうとする私に
夫は不妊治療を再開したいと言い
私はまた不妊治療ができるならと
病院を予約しましたが
フロアに近づくだけで
パニックを起こし診察を受けることすら
出来ませんでした

薬を飲まなくなったら生理もちゃんと
来なくなって
一般の婦人科にも行ってみました
その時はまた卵管の癒着の可能性を指摘され
自然妊娠の難しさを感じて
離婚の話も出ました


本当に辛くて苦しくて
私は夫から離れたかった
ちゃんと治療に協力的なパートナーを
見つけ直したいって思っていました

でも夫は以前とは違い
流産を経験したことでこどもがほしいと
思うようになったことや
治療できない期間で苦しんでいる私をみて
養子なども検討していることも
伝えてきました


どこまで行っても平行線で
何も出来なくて逃げるしかない
2022年でした


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