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ビジネス教養としての簿記・会計

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この不定期連載では、社会人として知っておきたい簿記や会計の重要論点を、実際の経済ニュースなどの事例をふまえて解説します。ビジネス教養としてはもちろん、株式投資を始めた方にも有用な… もっと読む
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【ビジネス教養としての簿記・会計(第7回)】量的拡大に依存した成⾧の終焉:カルビ…

 ある業界に新規参入しようとする企業にとって、参入を妨げる障害のことを参入障壁と呼びます…

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青島周一
2か月前
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【ビジネス教養としての簿記・会計(第6回)】適正な期間損益計算とは?-現金主義会…

 投資者や債権者など、企業外部の利害関係者に対して報告される会計を財務会計と呼びます。財…

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青島周一
2か月前
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【ビジネス教養としての簿記・会計(第5回)】法定耐用年数と実際の耐用年数のギャッ…

 連載も5回目となりましたが、今回の記事で取り上げるテーマの一つは減価償却費です。減価償…

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青島周一
2か月前
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【ビジネス教養としての簿記・会計(第4回)】高配当で人気のあおぞら銀行、株価暴落…

 四半期ごとに配当を行う高配当株として、投資家からの人気も高かったあおぞら銀行(証券コー…

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青島周一
2か月前
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【ビジネス教養としての簿記・会計(第3回)】効率的市場仮説は本当に機能している?…

 年初から好調な日経平均株価の推移ですが、小型株に目を向ければまだまだ割安な銘柄がたくさ…

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青島周一
3か月前
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【ビジネス教養としての簿記・会計(第2回)】サイバーエージェント社の事業投資は失…

 株式会社サイバーエージェントは、2024年1月31日付で2024年9月期第1四半期を発表しました…

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青島周一
3か月前
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【ビジネス教養としての簿記・会計】企業はなぜ儲かるのかを考える-回収余剰をめぐる労働者と投資家の関係性

 会社組織(以下、企業)のような経済主体の活動を、貨幣額を用いて記録するプロセスを簿記、記録された貨幣額を利害関係者に報告するためのシステムを会計と呼びます。  利害関係者(ステークホルダー)とは、企業の経営者や従業員、あるいは企業の顧客だけでなく、企業に対して資金を貸し付けた銀行(債権者)、企業に対して投資を行った投資家なども含まれます。一般的に、会計上の利害関係者といえば、投資家を指すことがほとんどだと思います。  一般的な企業は、投資家が拠出した資金と、銀行からの借

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