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アートとお金(東洋経済 2021.02.20)

アート市場が今熱いらしい。
サザビーズが香港で開催したオークションで人気アーティストゲルハルト・リヒターの抽象画が約29億3500万円で落札され、香港のオークションで落札された欧米作家の作品としては最高額だそう。
実際にアート市場も伸びているらしく、前澤チルドレンという若手の社長たちが現代アートを買っているらしい。買う理由は「投資」。
実は現代アートの利回りはここ25年で平均13.6%と投資商品として優良らしい。
今回の東洋経済ではそんなアートへの投資について書かれています。

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僕はアートに興味はあるけど、投資としての買い方はまったく興味がないので、今回の話題は結構興味津々でした。
ただ、門外漢なので、投資としてアートを買うことはないんでしょうけど…。買うとするならよほど勉強するか、知っている人に指南してもらうって感じでしょうか。

さて、今回の話題を社内でブレストしたところ、話題に出たのは「物語性」。
なぜアートを買うのか、そこには物語があるから。社会への反抗だったり、アンチテーゼだったり、自分の思いだったり。その作家の思いを体現したのがアート作品であって、作家の魅力が乗り移っている。それが物語につながっていく。
でも僕は思うんだけど、一時期プロダクトには物語だっていう広告のブームがあって、例えばアップルなんか最たるものなんだけど、売っているのはiPhoneじゃない、コミュニケーションだ、みたいな。だから「物語性」が重要なんだって文脈だったんだけど、でも商品を買うときにいちいち物語なんて考えないよなぁって思うんです。たぶん高額商品を買うときには色々商品について調べるから、そこで物語に触れて、同じスペックなら思いのあるものを買おうってなるんだけど、他の安いものとか気にしないものなんかは値段だったり機能で買っちゃうよね。そもそも物語を重視するようになるのって、2回めの購入からな気がするんです。1回買って、なかなかいいじゃんってなって、よくよく調べてみるとこんな素晴らしい活動しているんだ、こんな思いなんだってより好きになる、みたいな。気になる女の子がいて、それが容姿だったり雰囲気だったりが第一印象で、デートする中でこんな考え方があるんだ、こんな趣味があるんだって色々好きな所を知っていく感じに似てる。2回目以降に効いてくるのが「物語」なのかなと自分の中では整理されました。
だから「物語」は決して不要のものではないんだけど、必ずしも最初から必要でもない気がしています。

で、僕らがやっている「たぬき探偵ジェリー」というブランドも物語が必要だよなって話になって。ファミリーや子どもたちに向けたブランドとして何をすべきか、どんな物語を付けていくのか。
いまTwitterで毎週出しているTwitter謎は、1RT10円、1いいね1円をがんの子どもたちを救う会へ寄付する活動にしているんですが、それもまた「物語」なのかなと。だからよりファミリー・子どもが共感できるような物語をつけるのはなにかな〜って考えました。
例えば、ジェリーが病院とか小学校に訪問して元気づける。ジェリーは子どもが好きなキャラにする。直ぐにできそうなアイディアはそんな感じ。それはぜひやってみたいなぁと思うので、もし来てくれてもいいよっていうところがあれば、ぜひご連絡ください。

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