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2021年の音楽生活

2022.01.04(火)

2020.12.01-2021.11.30

あけましておめでとうございます。本来は昨年中に仕上げるつもりだったのですが、間に合わいませんでした。体感速度は年々時間が早くなっていってるのかなあ。
充実しているのか仕事に追われているのか分かりませんが、まあこれは仕方ないですね。ここ10年で、一番音楽を聴いていない年になりました。

昔ならHM/HRとPops & Rock、J-POPなんかを分けて選出していたんだけど、ここ20年、新しいアーティストとは偶然の出会いを大事とし、新譜は積極的に聞かなくなりました。時間がないのもあると思うけど。

ベストチューンのベスト3は前回まで紹介してきた通りです。

2001年ベストチューン

01.  星空のシンセサイザー / まちだガールズ・クワイア(詳しくはコチラのnote)
02.  時の迷宮 / ランカ・リー=中島愛 / シャリル・ノーム starring May'n (詳しくはコチラのnote
03.  心に秘めてゆけ / スムルース(詳しくはコチラのnote)  

さあ、今年の10枚いってみましょうか。ワタシはここ7〜8年、Last.fmを使用し聴いた回数を集計しているので、そちらで聴いた回数の多いアルバムを選出しました。本来ならMac & iPhoneユーザーなので、CDのフィジカル購入以外はサブスクはApple Musicを使用すればいいんでしょうけど、Spotifyの方が集計的に編集等が便利なので、そちらをデフォルトとし、CDはカッコ表記にしています。

2021年ベストアルバム

01. 21st century love songs / The Wildhearts (CD)  206曲
02. ツイス島 & シャウ島 / UNICORN (CD) 158曲
03. Walkure Reborn! / ワルキューレ(CD) 128曲
04. 天才の愛 / くるり 78曲(CD)
05. evermore / Taylor Swift 75曲
06. Van Weezer / Weezer 67曲
07. The Battle at Garden's Gate / Greta Van Fleet 48曲
08. Medicine at Midnight / Foo Fighters 42曲
09. The Quest / Yes 33曲
10. How Blue Can You Get / Gary Moore 30曲
10. All The Right Noises / Thunder 30曲

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10位は、故・ゲイリー・ムーアの未発表(お蔵入りのコンピ)アルバム。これがまた素晴らしい曲ばっかりなんですよね。来るべき制作されると言われていたハードロックアルバムが聴けなくてホント残念です。




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また同率になりますが、英国のR&RバンドThunderのアルバム。クラシック・ロックというジャンル(?)も確立されて本国では一定の人気を保ってますね。ルーク・モーリーのソングライティングも相変わらず冴えてます。輸入盤には、DVD付きの3枚組もリリースされているので、チェックしないとですね。



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9位は英国の大ベテラン、プログレッシヴ・ロック・バンド、Yesの7年振りの22作目のオリジナルアルバム。近年のライブ映像を見てたりしても正直もうYesには何も期待してはいないかったんですけど、スティーヴ・ハウがプロデュースし、ジェフ・タウンズ、ヴォーカルのジョン・デイヴィソンが共作したり、またビリー・シャーウッドも曲書けるのでなかなかの製作陣だなと。スリリングさからは程遠い楽曲ですが、なかなかの好盤かなと思います。




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8位のFoo Fighters。完全に安定のアメリカンロックバンドの王道になりましたね。Nirvana後からのデビューアルバムもそうでしたが、ここまでアメリカを代表するロックバンドになるとは、当時は誰も思っていなかったのではないでしょうか。ワタシはリアルタイムで1stを買い、2ndは傍観し3rdでやはりこの人達いい!と買い、それからリリースの度に一応聴いてますが、デイヴ・グロールは、ホント凄い人ですね。




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7位は、Led Zeppelinと比較され、新世代のスター登場と騒がれた米国ミシガン州出身の4人組。デビューアルバム『Anthem of the Peaceful Army』('18)から3年振りの2nd。確かにZEPの影響下にあるバンドだと思うのだろうが、今世界でメインストリームで活動するアーティストでロックバンドが大物バンド以外、皆無になる中、現在活躍する数少ないバンドの一つ。今後も頑張って活動して欲しい。




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6位はベテラン、パワーポップバンド、Weezerが自身のルーツに戻り、HM/HR好きには堪らないオマージュアルバム。Asia、Blue Öyster Cult、Ozzy Osbourne、Mötley Crüeなどなど元ネタ満載の爽快ロックアルバム。最近多作すぎて、Weezerをフォローするのはなかなか大変になりつつありますが、これはモロ好みでした。長年聴いてきた守備範囲のジャンルなので分かりやすいしね!




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5位は、米国のSSW、テイラー・スウィフトが2020年12月にリリースした9th。(2021年リリースのアルバムが対象だけど、今作は例外ね!)

元々カントリー出身の彼女がポップスターとなり、4th『Red』('12)以降打ち込みも貪欲に取り入れ、EDMやヒップホップなどにも接近したのだが、どうも6th『Reputation』('17)で行きすぎた気がしていたのだが、7th『Lover』('19)は若干軌道修正されていて、これは一番好きな5th『1989』('14)にも通じるキャッチーなメロディ志向に立ち戻りとても嬉しい誤算であった。

今作の半年前にリリースした8th『Folkmore』の姉妹作として位置付けられているが、カントリーと言うよりは、完全にフォークロックへも傾倒しており、SSWその更なる深化を求めたのが今作のような気がする。基本的は前作の制作陣でそのままレコーディングを行った。




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4位は、くるりの2年半振りの13th。もうすっかり大ベテランの領域に入りましたね。今作を持って、ファンファンが脱退。またしても、くるりは岸田繁と佐藤征史の二人体制に。3rd『TEAM ROCK』('00)の先行シングルだった名曲「ワンダーフォーゲル」「ばらの花」でファンになってからなので、早20年ですか。J-POPとは別の完全なオルタナティブなロックの日本代表として、メジャーフィールドでも活躍する数少ないアーティストの一つです。前作12th『ソングライン』('18)が傑作7th『ワルツを踊れ Tanz Walzer』('07)以来、くるりのメロディ重視を象徴した大好きなアルバムだったのですが、今作がその対比としてのとてもバラエティに富んだアルバムとなっています。なんだかんだで好きだなあ。書きながらBlu-rayディスク付きの初回盤CDをワンクリックしてしまった(笑)

やはり凄いぞくるり。



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3位は、テレビアニメ『マクロスΔ』に登場した5人組、戦術音楽ユニット、ワルキューレの3rdアルバム。登場人物は声優と歌手から構成され、曲は全てミュージシャンと職業ライターにより提供されたもの。マクロスは、戦闘シーン、三角関係、歌と愛の力で戦争を収束させるというお約束がある。テレビシリーズごとにライターが変わるという伝統があり、最初の『超時空要塞マクロス』('82)は、アイドル歌手、リン・ミンメイ(飯島真理)がメインの歌手で、次の『マクロス7』('94)は、バンド、Fire Bomberが活躍。前作『マクロスF』('08)は、海外の歌姫のようなシェリル・ノーム(May'n)とランカ・リー(中島愛)のダブル歌姫がヒロインであったが、全面的に菅野よう子が手掛け、クオリティの高さ、評判の良さは記憶に新しい。

ワルキューレは、「美雲ΔJUNNA」「フレイアΔ鈴木みのり」「カナメΔ安野希世乃」「レイナΔ東山奈央」「マキナΔ西田望見」)の5人組。メイン・ヴォーカルは美雲とフレイアとなり、他のメンバーのソロヴォーカル曲もあるが、基本コーラスとなる。またJUNNA以外は声優兼歌手でもある。アルバムはこれで3rdになるが、コモリタミノル、加藤裕介、堂島孝平、北川勝利(ROUND TABLE)、サエキけんぞう(パール兄弟)、h-wonder等々数え切れないほど、様々な作家が参加しており、クオリティが低いわけがない。EDMにテクノポップ、打ち込み系のノリの良い曲が多いし、メンバー間のハーモニーも素晴らしく、初回盤に付属されてきたBlu-ray Discのライブを見てもハンパないクオリティの高さであることが分かる。



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2位は、ユニコーンの2年振りリリースされた17th(ミニアルバムも含む)。2年前にリリースされた2枚のアルバム、15th『UC100V』(‘19)、16th『UC100W』(‘19)が再結成後のアルバムの中でも正直、いまひとつのような気がしていたところ、リリースされた今作。R&Rがキーワードと言うかコンセプトで制作されました。

R&Rと言ってもBeatles以前のR&Rの元祖と言えるリトル・リチャードやチャック・ベリーを元ネタにしており、ユニコーンとして、アルバム通してここまでR&Rを意識したアルバムは解散前の3部作の1枚、『ハヴァナイスデー』(‘90)以来かもしれません。

彼らの場合、基本的にはアルバム通すとバラエティに富んだアルバムになることが多いので、今までもその中の1曲にはR&Rっぽい曲やロカビリーっぽい曲、メタルっぽい曲があったりしたのですが、あくまでも精神性、アティチュードを指すものだと認識してます。

ロックバンドとしてのユニコーンを体現した素晴らしいアルバムです。ツアー、観に行きたかったなあ。




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で、2021年の1位はWildheartsの2年振りのオリジナルアルバム。新たな黄金時代を迎えたと言っても良いのかもしれない。メンバーの出入りが多かったバンドであるが、前作『Renaissance Men』('19)では、ダニーがバンドに復帰したことにより、クラシック・ラインナップが25年振りに集結。初期衝動に駆られたような疾走感あるR&Rナンバーが多く収録されたこともあり、誰もが望むWildheartsの音像。スラッシュメタルのようなリフ、ポップなキャッチーなメロディ、プログレのような展開の曲が揃った新たな名盤が誕生しました。リーダーのジンジャー・ワイルドハートの充実度を物語ってます。2nd『P.H.U.Q.』('95)を比較に出されましたが、なるほどという感じです。


2021年はこんな感じになりました。今年も新たな刺激を受けつつ、充実な音楽生活を送りたいですね!

マイペースで投稿していきたいです。ここまでお付き合いいただいた方、どうもありがとうございました!

※2022.01.08(土) 加筆修正しました。




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