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映画プリキュアのアンバサダーになった話


映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢見る♡お子様ランチ」があと2日、9月23日から公開になる。

突然なぜそんなことを言い出したかというと、子供とお出かけ情報サイト「いこーよ!」のプリキュアアンバサダープロジェクトにて、恐縮ながらアンバサダー隊長に任命して頂いたからだ。

話を聞いたときはまさに「まさか私が……プリキュア!?」だった。実際私がプリキュアでもなんでもないのだが、プリキュアに対する思い入れは結構強い方だ。

娘2人、特に今小5の長女は人生の半分近くプリキュアに焦がれていたと思う。アンパンマン、ジバニャン、エルサを経て、満を持してのプリキュア。万博公園や南港のイベントがあれば足を運び、日々プリキュアごっこに精を出し、誕生日とクリスマスには必ずおもちゃを買った。

今回声をかけて頂けたのは担当の方が「syunkonカフェごはん」を読んでくださっていたというありがたすぎる理由もあるのだが

今のプリキュアが、ご飯のプリキュアなのだ。

主役のピンクのプリキュアはキュアプレシャス。家が定食屋さんで、コメコメというお米のエナジー妖精をつれている。

ご飯のプリキュア

決め台詞は「ムーンプリズムパワー」のような我々凡人には感じられない、手の届かないパワーではない。

「あつあつごはんでみなぎるパワー!」

わかりやすいし、なんなら事実だ。おもにエネルギーのもととなる栄養素(表でいうと黄色)。オートミールよりはやっぱりごはんのほうがみなぎりそうだし、冷たいよりはあつあつが良い。

「おいしい笑顔で満たしてあげる!」

というのも懐が深い。月に代わってお仕置きをするのではなく(この台詞も、そもそも月がお仕置きをするものという謎の前提をぶちこんできていて大好きなのだが)、笑顔で満たすことで敵の戦意を消失させるのだ。

そう、彼女の必殺技は「500キロカロリーパンチ」。成人男性が1日に必要なカロリーの1/4をお見舞いすることで敵は「お腹いっぱい」と満足気に召されていく。なんて斬新で平和な世界。ちなみに2000キロカロリーパンチもあるのでそこは平和を通り越して嫌がらせの要素が感じられるため、出会ったら全力でよけていきたい。

お次はおうちが高級レストランのキュアスパイシー。

パムパムというパンの妖精を連れている。

「ふわふわサンドde心にスパイス!」

という台詞で行こうと決まった時の会議に参加したかった。

あんなにわかりやすかったキュアプレシャスの面影は2人目にしてもう無くなり「え?すみませんもう1回言ってくれませんか」と一瞬相手を混乱させる秀逸な言葉のチョイスだ。

「ふわふわサンド」と「スパイス」。一見相反する2種の単語を並べることで、癒しと刺激の両方を兼ね備えた幅広い人間を印象付けられる。「何サンドやねん」と言うのは野暮、卵だろうが果物だろうが、とにかくふわふわサンドだ。

「分け合うおいしさ、焼き付けるわ!」

という聞いたことない優しい決め台詞も最高だ。分け合うおいしさを焼き付けられた時には、孤独な敵はひとたまりもないだろう。

お次はキュアヤムヤム。

麺の妖精、メンメンを連れている。

「きらめくヌードル・エモーション!」

ヌードルエモーション…!!!

麺の…感情…!!!

ガチン〇ラーメン道みたいな、どことなくラーメン屋を思わせる熱いお言葉だ。

と思ったらほんまに実家がラーメン屋さんの子だった。

「おいしいの独り占め、ゆるさないよ!」

と突然パン屋のオソノさんみたいな姉御肌な雰囲気を出してきたのも素敵である。わたしゃゆるさないよ!おいしいは分け合うもんさ!


最後はおうちがフルーツパーラーのキュアフィナーレ。

デザートのプリキュアである。


「ジェントルにゴージャスに、咲き誇るスウィートネス!」

ベンチャー企業の企画会議のようなカッコよさ。

「ジェントルでゴージャスでスウィートネスな感じの彼女にアサインしようと思ってましてMTの日程アジャストしといてくださいASAPで」と言いだし兼ねない勢いだ。

他にも「レシピッピ」という可愛い食べ物の妖精がたくさんいたり、劇中にたくさん料理が出てきたり。とにかく食べ物愛に溢れたプリキュアなので、食事つながりで微力ながら関わることができた次第です。

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就任式には200組以上の応募から選ばれた10組の親子と一緒にアンバサダー任命証を受け取った。キュアプレシャスの衣装を着た子どもたちのあまりの可愛さ、キュアプレシャスに会えた時の照れた眼差しに泣きそうになる。

右の子がおそらく親のカメラを観ているのが愛しい。


特別ゲストにプレシャス役の菱川花菜さんも来てくださり、間近で初めて聞く声優さんの声に鳥肌が立った。まだ19歳だなんて信じられない。

別の日には娘2人を連れて東京に行き、アンバサダーの親子とともになんと映画の中のガヤのアテレコ体験までさせていただいた。

一生の思い出やろな。

コメコメ役の高森奈津美さんも来てくださった。人柄の良さに感激し、プロのアテレコ技術に感動と興奮の嵐。その後の子どもたちの頑張りには他人の子ながらちょっと泣いてしまった。(私だけでなく他のスタッフさんも涙していた)


改めてプリキュアってすごいなあと思わずにいられない。

足首にプリキュアがいるだけで笑顔で保育園に通える。
コップにプリキュアがいるだけで苦手な牛乳を飲み干せる。
胸元にプリキュアがいるだけで暗い部屋でも眠ることができる。

キャラものの服やカバンなど、子どもを持つまで考えられなかった。正直に言えば、なんでダサい恰好させてるんやろう?とさえ思っていた。

いやいや、文字通り飛び上がって喜び、服やカバンを抱きしめ、本当に嬉しそうに、誇らしげに身に着けてはしゃぐのだ。この姿を見てしまったらダサさなど取るに足らない。袋を開けた瞬間の、あのパァァァッと輝く顔を見たくて、ダサダサの靴下を買いにシマムラに足を運んでしまう。


プリキュアには本当にたくさん笑顔をもらい、ここまでの子育て(と呼べるようなことはしていないが)のあらゆる場面で助けてもらった。何も恩返しはできないけど、ぜひ多くの人が映画館に足を運んで、優しくて美味しいご飯のプリキュアを体験してほしい。

そしてもし、映画の中で低音棒読み、関西弁交じりの母親の声がかすかに聞こえたら、それは間違いなく私である。


ご清聴ありがとうございました。


映画デリシャスパーティ♡プリキュア、特典付きの前売り券はこちらです(あと1日しかないですが><)

上映映画館など、チケット情報はこちらです!

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