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兵庫大会決勝展望

7月3日から始まった今年の兵庫県予選もいよいよ残すところ1試合となった。毎日のように速報を楽しみに携帯片手に仕事する日々も一旦明日で終わりだと言う寂しさで一杯だが、優勝候補大本命で圧倒的な力で勝ち上がってきた神戸国際大附と、下馬評は低いながらも一戦ごとに勢いを付けて勝ち上がってきた関西学院の強豪私学同士の一戦は非常に楽しみである。決勝の展望をする前にまず両校のこれまでの対戦成績を調べてみた。

2010年以降
通算 4勝0敗
夏のみ 1勝0敗
10春 2回戦 ◯国際 4-0
15春 準決勝 ◯国際1-0
16秋 準々決勝 ◯国際 4-1
17夏 準々決勝 ◯国際 1-0

2010年以降のデータのみで申し訳ないが、全て国際が勝利している。しかし国際の毎年の打線からすると点数は思いの外取れていない。

初めに関学は今大会下馬評が低いと申し上げたが、そもそも野球が弱い学校ではない。09年に70年ぶりに夏の甲子園に出場して以降、甲子園からは遠ざかるが、コンスタントに県大会上位に顔を出している強豪で、流れや勢いで常に優勝は狙える学校だ。国際相手にも接戦に持ち込んでチャンスを伺う野球をしてきている。

今年の世代の成績もまとめてみた。

神戸国際大附
秋 県優勝、近畿ベスト8
春 県準優勝

2回戦 8-1 鳴尾(7C)
3回戦 11-0 姫路西(5C)
4回戦 7-0 武庫荘総合(7C)
5回戦 6-4 明石商
準々決勝 9-0 東洋大姫路(7C)
準決勝 6-2 報徳学園
関西学院
秋 県3回戦敗退
春 県3回戦敗退

2回戦 2-0 龍野北
3回戦 10-5 市西宮
4回戦 11-0 尼崎稲園
5回戦 3-1 須磨学園
準々決勝 10-5 兵庫工
準決勝 4-3 社

秋から常に兵庫の中心にいる国際と、夏に一戦一戦勢いで勝ち上がってきた関学と、今回はどんな試合になるのか考えてみたが、やはり今回も接戦になると思う。

国際は打線がかなり活発で今大会チーム5本塁打で2塁打3塁打も多い。上位から下位まで振りが鋭く、3番阪上、4番西川、5番武本のクリーンアップは全国クラス。控え選手の層も厚い。投手陣も主戦楠本を筆頭に、今大会は9番を背負ったプロ注目の阪上、今大会1番を背負った加門、更に中辻、スーパールーキー高松と非常に分厚い。投打にスキがない。

一方関学は飛び抜けて素晴らしい選手は居ない印象だが、ベンチ入り20人総力戦で勝ってきている。投手陣は山岡、森津を中心に複数の投手の継投継投で相手に流れを渡さず、打線も当たっている岡部、天野、山口の上位打線を中心にベンチ入りの野手全員で点を取ってきている。

普通に考えたら国際の一方的な展開になってもおかしくないが、これまでのこの両校の対戦成績や、今夏の関学の見えない力でスコアはある程度落ち着くのではないかと思う。少ないチャンスをモノにする力も関学にはあるように思う。国際は準決勝での大一番を制したが、決勝も同じようなモチベーションで挑まなければならない。

スコア的な予想をすれば、国際 5-2 関学といったところで。

決勝は

ほっともっと神戸 13:00 プレイボール

現地で見る人は熱中症に気を付けて、

仕事の人は速報見過ぎでミスに気を付けて、

今夏最後の兵庫大会を楽しみましょう。






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