見出し画像

100年の孤独/放哉に想う〈Vol.2〉  

日は暮れてなお照り残る放哉忌                 

4月7日は放哉忌。ほんとは小豆島にわたり尾崎放哉記念館を訪ねたいと思っていました。しかし、残念なことに翌8日に大事な検査が入っていたため、やむなく5月に延期することにしました。
放哉が8カ月暮らした小豆島の南郷庵の近くには「大松」と「奉供養大師堂之塔」があると入庵雑記にあります。往時をしのぶそうしたものに触れたいと願っていますが、すでに大松は姿を消しているそうです。
放哉よりずっと長く生きているわたしですが、精神の自由は年齢とはまったく無縁であることを感じます。


【一句一写】

一番遠くへ帰る自分が一人になつてしまつた     

尾崎放哉全句集より


この記事が参加している募集

自由律俳句

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?