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ポケモン「放課後のブレス」1話視聴

 ポケモンオリジナルアニメ「放課後のブレス」第一話が公開されたので、さっそく視聴した。
 以下、極力ネタバレは無しで感想などを述べている。
 だが、アニメ自体12分弱なので、まずは視聴してから、見どころがどこなのかを振り返ってもらうのも良いだろう。

 全体的に落ち着いたストーリー展開で、ハラハラドキドキというものよりは、短い中でいかに視聴者の共感を引き出すかに注力されているように思われる。

 冒頭ではポケモンたちの視点で学園を駆け抜けることで、ポケモンをモンスターボールに入れている事はあまりなく、相棒ポケモンと一緒に歩き、過ごすことや、ポケモンたちがフリーダムに過ごしていることが分かる。
 
 この世界にも既にYouTuberのような存在がいることは、「ナンジャモ」によって、ゲームをプレイしていない人にもよく知られている。
 ポケモン世界内で、再コンテンツ化されていることで、本作に登場するキャラたちは、木の実のキーホルダーをバッグに付けていることもある。
 
 冒険やポケモントレーナーであれば、これは余計な重量・モノとも言える。彼らが規則的な生活をし、そのカバンを背負い続ける訳ではないこと(つまり学園生活)を端的に表しているわけだ。

 現行のアニポケについて、以前感想を述べた記事がある。
 ここでも少し述べたが、既に視聴者はポケモンの特徴をよく知っている。
 
 だからこそ、論点となるのは、主人公の心理面となっており、通常のアニポケと一致するように、「放課後のブレス」主人公もまた、コミュニケーションや境遇に悩みを持っている。
 余談だが、2023年9月現在で、一番PVが多い記事がこれなので、良ければ覗いていただければと思う。

 ポケモン世界で吹奏楽団が描かれることは滅多にない。もしかすると、過去無かったのではないだろうか、少し記憶が曖昧なのでこの点は保留しておくとしよう。
 トレーナー同士によるポケモンバトルが描かれないところに、心理描写の比重の高まりを感じさせるが、楽器を主人公に持たせることで、主人公が何に時間をかけてきたかも、物言わずして語っている。


 僕がゲームをしていた時は、公式からプレゼントされるポケモンを受け取るには、映画館やマクドナルドくらいしかなかった。それは通信設備の問題だったのだろう。
 だが、今やアニメ公開を記念して「ハルクジラ」が受け取れるなど、家電だけでなく、スマホロトムが作中に出るのもおかしくない時代なのだと今更ながら痛感させられる。
 ちなみに僕は通常のロトムか、ウォッシュロトムが好き。通常のロトムは思いの外小さい(0.3m)のが可愛らしい。


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