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ジャガーMk.2に関する資料紹介


随想

 名車「JAGUAR MARK 2」を知っているだろうか。
 1987~2000年にかけて放送されたドラマ版「主任警部モース」でのモースの愛車としても知られてる。
 僕はこの名警部が、ホームズに次いで好きであるし、共通点が多いことにも嬉々としている。読書、クラシック音楽好き、クロスワード趣味……。
 そんな彼の車のペーパークラフトを以前、作ったのだが、あまり上手に作れなかった上に、諸事情もあって去年の年末掃除で捨てた。

モース(俳優 ジョン・ソウ)とジャガーMk.2

 車にはさほど関心がないので、好きな車種もかなり偏っているのも、長らくお読みいただけている方ならご存知だろう。時には、トミカ「トヨタ・センチュリー」を、風景写真と加工してみたり。
 これまでペーパークラフトやトミカというように、「模型」によって好きな・興味のある車に触れてきたのを僕は書いてきた。

 だが、物事を知りたい場合、読書や文献史学に親しい者であれば、やはり書籍を入手するというのも疎かにできない。
 ジャガーは日本でも有名なブランド。だが、僕は車マニアではないので、他の車には関心がない。情報はマーク2だけでいい。
 すると、偶然にも発見した。海外の雑誌である。

書誌情報

『AUTO COLLECTION』№26。

表紙
筆者撮影

 月刊らしく、海外の車関連の古書サイトでも時折、違う車種の号で検索がヒットした。だが、ちょうどこの巻は売っていない様子。
 画像検索をしてもこの26号だけはなかなか見当たらない。国立国会図書館(日本)、ヤフオクなどでも発見できず。
 そうなると、平成7年の雑誌ではあるが、個人的な域を越えて、思いの外、貴重な書籍であることが感じられる。

 内容は解説文とカラー写真の数々。文章はフランス語。
 1995年2~3月に発行とのこと。
 ベルギーでも売られていたようだ。確かにベルギーは、名探偵エルキュール・ポワロがそうであるように、フランス語を用いる。ちなみに僕はフランス語は読めないので、Googleの写真翻訳を使用。

最下部
上記内容、記載

 本文の撮影は控えるが、車の性能についてだけでなく、当時の広告や、ツアーやグッズ、絵画・書籍の紹介も行っている。手に入るバージョンの中で興味のある車があれば、買ってみるのもオススメ。
 あるいはフランスの出版に関する資料としても、決して無駄ではない。
 
 僕自身がこの本を誰かに貸すということは、おそらく機会としては訪れないと思う。むしろ、この雑誌について何か知っている方は、一方くださいと言いたいくらい。
 それでも、こうして紹介しているのは、もし興味のあるもの・車などがあれば(日本に限らず)探してみるといい、というのを実践的に示したかったから。
 ややもすると、太陽のもとにあるものは、必ず本になっているのではないだろうか。神の言葉ですらそうであるように。

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