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我がコレクションの弱点「飛行機」

 「ウイングキットコレクションVS15」を購入しました。
 イギリス空軍「SPITFIRE Mk.Ⅰ/Ⅱ」。デカール無しではありますが、一応完成。

半完成組立キット。1/144スケール。
WWⅡ中の英空軍戦闘機。

 ところで僕は、戦争に関する映画を度々見たり、軍用拳銃として一世を風靡した「モーゼルC96」のモデルガンを購入したりはしましたが、ミリタリーへの傾倒はほとんどありません。それ故に、戦闘機もよく知りません。
 そしてまた、飛行機への関心や知識も疎いのです。
 さればこそ、コレクションにも影響が表れています。
 
 博物館の原形として知られる「ヴンダーカンマー」を意識して、テーマを与えて、モノを配置しているのですが、「空」にまつわるのが、せいぜい『風の谷のナウシカ』の「ガンシップ」プラモデルくらいしかないのです。
 
 あとは「宇宙」関連があるばかり。
 「ウルトラホーク一号」模型もありますが、宇宙、あるいは幼少期の憧れに分類されます。
 [地上・海・理想・宇宙・幼児期の憧れ]のいずれのテーマにも、飛行機が現れていないという、まさしく“弱点”を我がコレクションは抱えていました。コレクションは、セレクションしてこそなのにも関わらず。

在りし日に「庵野秀明」展で撮影。
「ウルトラホーク一号」
わが家のは勿論、手のひらサイズ。

 そのため、飛行機の模型は幾度もチェックしていたのですが、あまりピンとくるものが無く。
 しかし、今回のキットはイギリス・ドイツ空軍のいずれか、というラインナップだったため、元来、関心の高い国・歴史ですので、買ってみたのです。

 そして、これを購入する少し前に、新書『空の戦争史』と、サン・テグジュペリ『夜間飛行』も買っています。
 後者は『星の王子さま』で知られる著者ですが、なぜか自分でも分かりませんが、これまで距離を取って、読むつもりがありませんでした。
 本書に影響を受けたとされる『紅の豚』もあまり観ていません。

 かつて親交があったカクヨム作家さんが、二年ほど創作をせずに、何度も乗っていたのも飛行機でした。
 かつてお会いした時は、お酒も飲めない方でしたが、今や全国津々浦々へ飛び、各地の同好の士と遊んでいるようです。この事への、コンプレックスが飛行機をじわじわクローズアップ・印象づけた、というのも正直、否定できないでしょう。

 それほどまでに、飛行機への経験や文化が隔たった関心の中にいたため、これはやはり如何なものかと感じて、ヴンダーカンマー的コレクション、すなわち脳内リンクの“航空産業”を激励しているのが今日この頃です。
 ちなみに例の戦闘機は、同じくらいの小さなサイズの、ドイツ軍戦車「ティーガーⅠ」と並べています。

 そもそもの発端は、ひこうタイプのポケモンを、単なる「そらをとぶ」要員と捉えていたツケなのでしょうか。ごめんよムックル。

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