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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW38

なにか気の利いたことを書こうと思うととたんに筆が止まってしまう。今週の火曜日の雑記帳は月曜日に書き始めていて順調にいけば火曜日に出せるはずだった。ところが、一行目に「最近、ニュースで FOBO という四文字熟語を知った」と書いたのがいけなかった。

FOBOというのは Fear of Becoming Obsolete の略で、自分が時代遅れになることへの恐怖、ということだ。

Chat GPT などの新しい道具の出現で今の職を失ってしまうのでは、という恐れが一番単純でわかりやすい例だろう。

ちょっと面白いのは、大卒は2021年では 8% がFOBOを感じていたのが2023年では20%とはねあがっていることだ。それに対して、大卒未満では、2021年で22%だったのが2023年で24%と大きな変化がない。さらに18-34歳では2021年に17%だったのが 2023年28%に跳ね上がっているのに、55歳以上なら11%から13%に変化した程度だ。そして、収入10万ドル以下が17%から27%まで上昇しているのに、収入10万ドル以上となると12%から17%しか上昇していない。

歳とっていつリタイアしてもいい、十分な収入があって余裕があれば、今の職を失う恐れも少ない、Chat GPTなぞはいいおもちゃ、うまく使えばぐっと仕事は楽になるし、新しいテクノロジーはむしろ大歓迎、かもしれない。

大卒の若者にFOBOが多いのは切実だ。学費で巨額のローンを抱えて学んで身に着けた知識や技術が通用しなかったらどうだろう。人生はまだまだ長いというのに。

ちなみに、FOBOの他にFOJI (Fear of Joining in), FODA (Fear of Doing Anything), FOGS (Fear of Getting Started), FONK (Fear of Not Knowing), というような四文字もあるらしい。また、それぞれ "Fear" を "Joy" に置き換えて対義語もあるとのことだ。JOGS 何かを始める喜び、って感じだろうか。

...というようなことしか書けない予感しかなく、「最近、ニュースで FOBO という四文字熟語を知った」とタイプしたところでずっと筆が止まってしまった。白紙のスクリーンにカーソルが点滅したまま、話の発展も展開も思いつかず、じっとぼんやり睨んでいるうちに、仕事のプレッシャーと飲みすぎのためにいつの間にかダウンしている、そんな毎晩だった。

雑記帳ではあるが、それなりにやはり力が入ってしまう。もっとしなやかに行きたいものだ。


■ 夏から秋にかけてカボチャも美味い。坊ちゃんカボチャという小さいカボチャが出回るのでそれを毎年楽しみにしている。

2023/9/15 昼食
鶏とカボチャの地中海風、ツルムラサキ、ミニトマト、出汁巻き、しば漬けに雑穀入りご飯。
2023/9/12 夕食
一口トンカツ、茄子のフライ、カボチャのフライ
2023/9/12 夕食
カボスも手頃な値段で豊富に出回る。埼玉県秩父でも作っているとは知らなかった。
スダチ、カボス、シークワーサー、爽やかな香りが good。

カボチャは煮物にしてもいいし、カリーやグラタンにしてもいいし、天ぷらもフライもいい。ポタージュとかコロッケとかそういうのもある。カボチャの種類によっては生のまま薄切りにすればシャキシャキしてサラダにもいい。とはいえ、普通のカボチャは当たりハズレの振れ幅が大きい。その点、坊ちゃんカボチャはしっかりとした味でホクホクと自然な甘みがあって美味しく、はずれはない。大きさも手のひらサイズ、おひとり様にもちょうどいい。

坊ちゃんかぼちゃ<カボチャの品種:旬の野菜百科 (foodslink.jp)

日本人の平均と比較すれば、私はラム肉を多く使っているほうではないかと思う。最近、心なしか入手しやすくなったし、ラム肉を売りにするレストランもパラパラと見かけるようになってきた。

先週は米とミニトマトと炊いてピラフにした。

2023/9/13 夕食
ラム肉とミニトマトのピラフ。ジャガイモの揚げたのを添えて、スダチでアクセント。 クミンの香りとターメリックの色で中近東・中央アジア・インド風。

手間いらずでボリュームもあって、味は想像どおりに美味くできるから、この手の食事は今年はよく作っている。

土曜日から京都に帰っていたが、前回仕事のプレッシャーで家のことは何もできず反省しきりだったので、今回は、夕食くらいは私が担当した。

2023/9/18 夕食
鶏と万願寺のスパゲティ

といってもいつも芸がないパスタだ。ちょっと具が多すぎると妻の感想、まぁ、いっぱい食べてもらって元気つけてほしいと思ってのこと。

2023/9/16 おやつと夜食

枝豆は断然、京都産の「紫ずきん」が好みだ。黒豆の枝豆だが味が豊かでしっかりしていて、しかし香りも上品で媚びを売るようなところがない。9月中頃から10月頭くらいの間に出回る。


■先週にひっかかった音楽を少し

1.シタール奏者のアヌーシュカ・シャンカール、ピアノにニルス・フラームを迎えて新しいシングルが美しい。ゆったりとした小品だ。



2.シタールといえば、Niladri Kumar の Shadowz - Yoga Star Trance もひっかかった。シンセと打ち込みだろうかちょっとサイケなバックにシタールとタンプーラだろうかが絡んでなかなか面白い。

今年、Yoga Sitar Trance と副題のついたシングルが、これで4枚リリースされている。たとえば "Shivaya"

もう少しトラディショナルな響きを聴きたい向きには 2022年の Journey (Raag Jaijaiwanti)はいかがだろうか。


3.パキスタンのスーフィーズムの音楽、カッワリーの現代の第一人者、ラハット・ファテ・アリ・ハーンの "NAINA"、3分程度と短めの曲だが、彼の声をしっかりと楽しめる。

ボリウッド映画のプレイバックシンガーは、毎週のように何枚もの新しいシングルが出るしどれもいいのだが、キリがない。


4.マダガスカルの女性ミュージシャン Niu Raza のアルバム Immigrant がなかなかいい感じだった。現代のポップの色が濃い曲が中心だが、現代的な音作りにマダガスカルの伝統的な味もある。

昔からのマダガスカルのポップスのスタイルの16曲目の "Malagasy" もいいし、17曲目の女性コーラスだけの"Gasikarako"もなかなか聴かせる。



5.ブラジルのミシェル・ピポキーニャ。このひともぞっこん惚れているベーシストの一人だ。

ついこの間、ペドロ・マルティンスの記事に、Shiominさんがコメントをしていただき、「ピポキーニャというニックネームは「ポップコーンちゃん」という意味」だと知った。次の記事は、Shiominさんのコメントを読むべし。


6.デンマークのサックス奏者、トーマス・アガルゴール、ギターは Bjarne Roupe (ビャルネ・ルーペ)、Jah Wobble (b)、Niclas Campagnol (ds) のカルテットのシングル、"Back up to Another World"、4分程度の演奏だが、ちょっとトリッキーなテーマ、サックスとギターのソロ、自由な感じのベースに軽快なドラムス、となんだか、オーネットにジョン・アバークロンビー、チャーリー・ヘイデンとジャック・ディジョネット、そんな組み合わせを思い起こさせる曲と音作りだと思う。

地の上に浮かび上がる絵くらいのアウト気味のフレーズ、さらっと知的に抑制のきいた演奏、安心して聴ける。


7.ちょっとYouTubeでひっかかった人を貼っておく。クラシックのギタリスト Xueer Jin (金雪儿)。初めて聴いた。Spotifyでは見つからず。



■週末のジョギングは3連休の中日、京都で 10.7km ほど。

2023/9/17 jogging 10.7km
京都・北山通、植物園入口
2023/9/17 jogging 10.7km 京大農学部・萩の花
Y.T.D. 449.3km 計画比: 98.7% 今年の目標は 640km

だいぶんマシにはなってきたが、9月中頃とはいえ、猛烈に暑い。それでもそこここに夏の終わり・秋の始まりを感じる。


■16日、またまた、朝いちばん 6時3分新横浜始発の最速達のぞみで京都に帰ってきた。丸政の「そば屋の天むす」、なんと、楽しみにしていた2個入りがなく、5個の天むすに沢庵のついた弁当のみの販売。

2023/9/16 新幹線の車中での朝食
丸政の「そば屋の天むす」

2個入りくらいがちょうどよかったのに。

でも、これを食べよう、と思う気持に蓋することができず、早朝にちょっと量は多いけれども、これで新幹線の車内で朝食にした。

5時40分に駅にはいり、ゆっくり弁当を買って、5時45分にホームに上がる余裕の行動。
いつも京都からの深夜23時に到着する東京方面行ホーム1番線からの発車。
わりと珍しい発着案内かも。

いつもより早めに駅に行ってこうして弁当など選んだりする余裕もたっぷり、ホームに上がれば、始発なので10分前から入れてくれるので、冷房が快適にきいた車内で出発までゆったりのんびりリラックス。


・・・・ということは「最速達」そのものの意味はないかもしれない。


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