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通学@1985年2稲毛

大学生になったのは1985年、和暦で言うと昭和60年でした。
学校が千葉の稲毛にあったので、3年生になって一人暮らしを始めるまで、
横須賀線で通いました。
(そのころは総武線とつながって、正確には「総武横須賀線」)

保土ケ谷駅から満員電車に乗ります。
正確な時刻は忘れてしまいましたが、7時20分くらいの電車に乗ると、
9時からの授業に間に合いました。

オートリバースのウォークマンを耳に当て、たしか90分テープだったかな、
A面は尾崎亜美さんの「10番目のミュー」
B面が斉藤由貴さんの「AXIA」

「小さな神話」を聞きながら、眠いのをがんばって7時前にうちを出て、
稲毛駅からのバスに乗る頃に「雨のロードショー」にたどり着いて、
手すりにしっかりつかまって、窓の外が雨、という光景は、
正味片道二時間の通学の記憶として今でも思い出します。

とにかく品川駅まではほんとうにぎゅうぎゅうだし、
「鐘を鳴らして」東京駅をすぎないとまず座れないし、
体調を崩したり、大変だった筈なんだけれども、
思い出せるのは、カセットテープの歌の世界ばかりなんです。

意識のいる所と時間は不思議ですね。


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