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「食事とは錬金術」"命"を頂き"命"を繋ぐことに感謝

『鋼の錬金術師』という漫画では錬金術という科学が使用できる。

錬金術とは科学になぞられているため、無から有を創り出すことはできない。

『①波の流れ、振動を讀み→②分析して→③再構築する』、という定義で成り立っていて、物資があればそれを増築、破壊、または別のものへ生成ができる不思議な化学みたいなものだ。

その錬金術の定義は我々の食事にも言えると思うのがぼくの世界線である。

①、波の流れや振動などとは宇宙そのものを指している。

宇宙には全てがある、だから無限、そこには限りが無く全てが循環し存在していて、物理も噛み砕けば波と周波数なのでそれらを胎に落とすこと。「全は一、一は全」という台詞が作中に出てくるのだが、正にそれを言っていると思う。

宇宙の全ては太極で、それが一へと"派生"している。

勘違いしてはいけないのが"分離"ではなく"派生"している、つまり繋がっているということだ。

②、分析すると言うのは、体内に摂取したものを心身がエネルギーなどに変換するのに必要な作業を指している。

生物にとって栄養素になる源とは生命だ。

植物、動物も海鮮も同じく生命であり、それら生命を喰らい栄養素の源にして生命活動を維持している。

食物連鎖は"命をいただいて命を繋ぐ"循環のことなのだ。

健全な食生活は健全な身体づくりであるので、
③、再構築とは心身が摂取した"命"を分析して、その"命"を自身のエネルギー、すなわち"命"へと再構築する作業のことを指しているのだ。

正しい食生活(錬金術)は健全な心身の構築に必要不可欠であり、体内に取り入れるものには本当に気を付けないといけないと思う。

そして、物理的な摂取するものへの配慮も勿論大事なのだが、何より理解しなければならないのは「命を頂き命を繋いでいる」ということだ。

現代社会ではオシャレな器にオシャレに盛り付けられた素敵な料理などが当たり前に出てくるような時代だ。

それに慣れてしまって自然と当たり前と勘違いしてしまいがちであるが、そもそも食事ができること自体当たり前ではないことだ。

先ずはどんな食事にも、命を頂けて命を繋いでいけることが本当に有難いことで幸せで感謝するべきことだなって思えることが何より重要であると思う。

贅沢な食事をするから幸せなのではなくて、食事ができることが幸せであるのだと思うからだ。

宇宙の循環を知り、命を頂き命を繋ぐ、すなわち"食事"を行う者はみんな「錬金術師」なのである。

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