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BTS:カバー曲を楽しむ(Troye Sivan)

Troye Sivanを知ったのは、BTSの SoundCloudでカバー曲を聴いたことがきっかけです。

勝手なイメージでフランスの方だと思ってましたが、オーストラリアの方なのですね。

1995年生まれなのでJIMINさん&Vさんと同世代😊


「FOOLS」という曲をRMさんとJUNGKOOKさんがカバーされています↓

JUNGKOOKさんの透明感のある歌声も、RMさんの語りかけるような歌声も引き込まれます😊


今回原曲やその他の曲を聴いたりしてる時に、きっとコラボしたら面白いだろうなーと思っていたら、すでにしていて沸き立ちましたっ😳✨

「Map of the Soul: 7」に収録されている「Lauder than bombs」がその曲ですっ✨

大好きな曲ですが、言われてみれば確かに雰囲気があるっ😳✨
作詞作曲どちらにも参加されてるようですね。

この曲についてもいつか個別の記事で書きたいと思いますが、嬉しすぎる発見でした💜


カバー曲に話を戻すと、原曲はこちらです↓

上記はリリックビデオでMusic Videoもあります↓

この曲は「Blue Neighbourhood」というアルバム(良いアルバム✨)に収録されており、同アルバムの「WILD」と「TAKE ME DOWN」という曲のMVとともに一つの物語となっています。「FOOLS」は順番でいうと真ん中です。

三曲をつなげたDirector's Cut版があるので、続けて観ることができます↓

幼なじみの仲の良い男の子同士が、成長するにつれて好きの意味が変わっていき…というお話しです。

Only fools fall for you

Only fools do what I do

(バカなやつだけが君に恋する。バカな奴だけが僕がすることをする)

これからご覧になる方もいると思うのであまりネタバレするようなことは書きたくないですが、それぞれの視点での苦悩や葛藤があり、すべての登場人物を抱きしめたくなるような内容でした。


MVにご本人が出演されてますが、2013年にYouTube公式チャンネルでセクシュアリティに関してカミングアウトされています↓

14歳の時に悩んでいた自分に伝えてあげたいものとして告白することを決意したようですが、同じような悩みを抱える人たちへ向けて、とても明瞭で優しさに満ちたメッセージだと感じました。
最後に何か質問があったら直接コンタクトしてっていうところにもあたたかい心根を感じます。

とてもとても愛らしい方ですね😊


セクシュアリティの問題などで、ありのままの自分を口にすることができず、思い悩んだり、傷ついたり、時には命を落とすこともある世の中だと思います。

差別や偏見をなくそうと声をあげてもなかなかなくならない。
だからこそ、著名人たちの率直な声は世界に響くと思います。

BTSもRMさんの国連でのスピーチなどで触れています↓

Tell me your story. I want to hear your voice, and I want to hear your conviction. No matter who you are, where you’re from, your skin colour, gender identity: speak yourself.

(あなたの話を聴かせてください。あなたの声が聴きたい、そしてあなたの信念が聴きたいのです。あなたが誰であるかも、どこから来たのかも、あなたの肌の色も、あなたのジェンダー・アイデンティティーも関係ありません。あなた自身のことを話してください。)


「FOOLS」をカバーする意味は美しい音楽性の融合もさることながら、ジェンダーやセクシュアリティの問題を直接音楽にのせて表現する曲をカバーすることで、多くの人の救いとなり癒しとなっていることでもあると感じます。


私自身、周りに同性が好きな方がいるのはずっと当たり前の環境でした。

海外に住んでいた時、いいなーと思った男性がふたりいましたがFacebookでお友達になったらどちらも興味があるのは「男性」でした。(まったくお呼びでなかった)

ちなみに、半年強の滞在で唯一アプローチしてきたのは前歯のない会計士のおじいちゃんだけでした😑(熱烈だったけどとにかく前歯がほぼなかった)

日本においても、会社やプライベートで同性が好きとかどちらも好きという友人知人が複数人おり、マイノリティなイメージがありません。

とはいえ、当時の会社は外資だったし、深く話していくと、どなたもセクシュアリティの話をする相手はとても慎重に選んでいる印象でした。

仲間内で遊びに出かけた時、とある男の子が「僕たちが付き合ってるって知ってる人たちとこうやって出かけられるのが嬉しい」と、俯きながら少し笑った顔が忘れられません。

つまりは、決して生きやすい、息がしやすい世の中ではない、ということだと思います。


LGBTという言葉がありますが、LGBTQとすることもありますね。
QはQuestioningとかQuerとか、セクシュアリティについて決まってなかったり、わからない方とのこと。

Qの意味を知った時、Qを入れたらけっこうな人が含まれてマイノリティからマジョリティになるような気がしました。

実際にLGBTQとなったら自分も該当すると思います。決まってないというか、決めなくていいと思っています。


「同性愛」とか「異性愛」とかいうけど、正直何のために言葉でわけているのか理解ができないのは、想像力や知識がないからでしょうか。

その言葉、いつ、何のために使うん??、何のために分ける必要があるん??と、子どものようになぜ?なぜ?が浮かびます。

何かの概念に名前をつけて、定義をつけて、その言葉の範囲に当てはめたがるのは、人間のサガなのかもしれません。
わからないものは不安ですし、時には恐怖となるので、何か知ってるものに変えたい気持ちはわかります。

それが時に共感を呼んだり、コミュニケーションを容易にすることもありますが、そこに縛られて、誰かの思いを否定したり否定されたり、疎外したり疎外されたりというのは違うな、と。

言葉って、美しく、優しく、恐ろしいものです。


そもそも、10人いれば10人にそれぞれの愛がある。

愛に名前なんて必要ないのではないかと思います。

「愛」は「愛」だけで良いんじゃないかな。

愛のカタチや方法、表現などが、同じである必要はないと思います。



完全に脱線してしまいましたが、この記事を書くことで改めていろいろと考えることができました😊

またひとつ「Speak Yourself」できたと思います。


差別や偏見が少しずつでも浄化されて、自分が自分らしく、多くの人が幸せに自分を語れる世界がどんどん広がっていきますように😌✨

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