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言葉の力を間近で感じた試合。

先日、関西大学ラグビーAリーグの試合に帯同してきました。

試合は、シーソーゲーム。
戦っている選手は、本当にギリギリのところで戦っていたと思います。
サポートするスタッフも同様に、リードしている時は時間が長く感じ、リードを許している時は、流れていく時間を惜しむかの様に、ひっきりなしに入れ替わる感情に翻弄されながら戦っていたと思います。(少なくとも私はそんな心境でした。)

普段、試合を誰よりも側で見ていることから、少なくとも「試合の流れ」や「ターニングポイント」的な部分を感じることがあります。

と言っても、ラグビーのルールを熟知している訳ではないので、戦術的な部分より、精神的な部分で局面を感じ取ることがあります。

今回の試合は、シーソーゲームの中、最後の最後で逆転を喫し、残り時間がロスタイムのみという後がない状況で訪れました。(というか感じました。)

残り時間的にも反則をすれば、即試合終了となり得るシチュエーションでした。

そのシチュエーションに臨む前にインゴールのハドルでキャプテンが選手にかけた一言で「あり得るかも」と感じました。



「まだ終わってないよ!」



と、ハドルで声をかけるキャプテンに、頷く選手たち。


自分の中で終止符を打てばそこまでな状況でうなずく姿を見て何かありそう。
と感じました。

連続でトライを許し、平常心を保つことが容易い状況ではなかったと思います。
そんな中で確実に相手陣地に攻め寄ります。

見る見るうちに近くインゴール。

ギャップをついて一気に走り切りトライ。


その瞬間に張り詰めていた緊張の糸が解けた感覚を味わったのと、諦めない、投げ出さないことの素晴らしさを味わうことができました。


強いものが勝つのではなく、勝ったものが強い。

諦めない限り、可能性はゼロにならない。


こんな教訓を得た試合でした。


つばさ 2022.11.23


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