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‟泊まることが旅になる” :Grand Hotel Kronenhof Pontresina (Switzerland)

TravellinGorgeous®チャンネルVol.84でご紹介した、スイスのグラウビュンデン州エンガディン地方にある小さな村にそびえ立つ超ラグジュアリーホテル:Grand Hotel Kronenhof。こちらでご紹介することを失念しておりました!なんてこと!

サン・モリッツの隣村:ポントレジーナ/Pontresinaに、日常の喧騒を離れ、静かで穏やかな時間を過ごせる場所です。スイスの自然のど真ん中、イイ意味でポツンと一軒家的にあるグランドホテル・クローネンホフは、正にDestination Hotel=‟泊まることが旅になる”ホテル。一歩足を踏み入れれば、ぜひともゆったりとステイして、ホテルに籠る時間を少しでも長くしたいと思うはず。Hideawayのリゾートって、南の島にあるだけじゃないんです。ヨーロッパの中央部にある内陸国、スイスの山々に囲まれた谷の入口にもあるのです。

1848年創業のこちらのホテル、今年は175周年の記念イヤー。詳しい歴史等は、動画内でアドリアンさんがご紹介してくださっているのでそちらをご参照頂ければ嬉しいです。お城の様な外観、豪華で重厚なインテリアは、スイス国内の重要歴史文化財に指定されているというお話には納得ですよ。

個人的には、約2000㎡あるというスパセンターで1日過ごしたいところ。スイスの自然の大パノラマを眺めつつプールで泳ぎ、サウナやスチームバスをハシゴして、仕上げはスパトリートメントにて、施術者の技術でほぐして整えてもらう。なんて贅沢なスパのフルコース。これが本当のVacation、何もしないでゆっくりまったり過ごす休暇じゃないでしょうか?想像するだけで脳みそが緩む気がする~。

Destination Hotel/Hidawayホテルにとって、もうひとつ大事な事は食事処。ホテルに籠るには、そこに美味しい食事が無いとね、という問題も難なくクリアしています。クローネン・シュトゥーブリ/Kronenstübliは、ミシュラン星付きでゴエミヨでも16/20点を獲得している美食家に人気のレストラン。また、歴史を感じる本館には、ドレスコードは正装という伝統と格式のあるグランドレストランがあり、まるで美術品の様な壁や天井の美しい装飾で知られています。ここぞとばかりにお洒落してドレスアップして、特別な夜を経験できる場所。ちなみに、こちらのホテルは朝食も美味しいと評価が高いんですよ。そう、朝食が美味しいホテルは良いホテル(私の説)。

特筆すべきは、‟唯一”が多いこと。ポントレジーナ村で唯一の5ッ星ホテルということに加え、この地方で秋も休館せずにオープンしている唯一のホテルでもあるのです。系列ホテルのクルムホテル(サン・モリッツ)もそうですが、ラグジュアリーホテルのほとんどは夏季と冬季の二期制の営業で、その合間の春と秋はそれぞれ約2か月ほど休館するのが慣例。その慣習に『ちょっと待った』を掛けたのがグランドホテル・クローネンホフ。

『エンガディンの谷が黄色く染まる素晴らしいパノラマ景色があるというのに、休館にする理由はどこにある?』

納得ですよねー!スイスの紅葉は黄色だけなので、森、峠、そして山全体が黄色一色。そして秋の冷たく澄んだ空気に、これが良く映える訳。スイスが誇る絶景のひとつでもあるのに、旅人の需要はあるというのに、ホテルを閉める理由なんてないですもんね!

秋の通し営業については、まだあまり知られていない様子。今年の秋は超穴場だったのですが、私は渡伊の予定があったため、残念ながら叶わず・・・。

来年はもう、秋も夏や冬のピークシーズン並みに混んじゃう可能性が高いのです。というのも、世界で最も発行部数の多い旅行雑誌のひとつ:Travel + Leisure(読者の多くが高所得者でもある)の、The World’s Best Award 2024にノミネートされているのですよ~!こちらでベスト10に入るホテルや観光地というのは、その年に人気があった場所でもありますが、格付けされたことで、受賞の翌年に更に混む訳ですよ。TravellinGorgeous®ファミリーとしては(勝手にファミリー)、ぜひとも受賞して欲しい!でも、混み過ぎて予約が取れなくなっても困る~。ちなみに、系列のクルムホテルも同時にノミネートという快挙。こちらのホテルグループのホスピタリティは、本当に素晴らしいという証拠ですよね。

大混雑を避けて自然とラグジュアリーを両方満喫できる旅ということで、おとな女子には秋のスイス。TravellinGorgeous®イチ押しです。

おとな女子が本気で楽しめる旅:TravellinGorgeousのため、リサーチ&実体験を元にYouTube連動で活きた情報をお届けしていきます。2022年からはツアー催行します。ご支援頂けましたら嬉しいです。また、取材にご協力頂けるホテル/宿、観光業の皆様、ぜひご連絡ください!