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【ニュース】第5回 DICE CON 開催 8/23~25

中国の有名ボードゲームメディア「DICE」は毎年恒例のボードゲームイベント「DICE CON」を今年も開催する。2019年8月23日から25日にかけて開催される。今年は会場を北京全国農業展覧館に移す。

これに合わせ、5月15日、今年のイベントの五つの特徴が発表された。

1.イベントの中国語名称変更

これまでの中国語名称「華人卓面遊戯大会」を「北京国際卓面遊戯展」と改める。政治的な要因により規模縮小を余儀なくされた昨年の経験を踏まえ、経験豊富な会社や政府関連組織、他業界の協会などをパートナーに迎え入れ、多角的なビジネスチャンスを創出する。

2.キッズエリアについて

これまでも子ども向けゲーム専用エリアは用意されていたが、今回は雑誌「中小学数学」と提携し、「数学好玩」と題したエリアを用意する。各省市の数学教師を招待し、ボードゲームと数学を結び付け、教育研究の成果を発表する。ボードゲームと教育の密接な関係を伝え、家庭におけるボードゲームの価値をアピールする。

また、ゲームと教育は本来平等であるべきだとして「公平教育」をテーマに掲げ、発展の遅れた山村地域の生徒や教師を招待する。

3.独立デザイナー向けエリアの削減

これまでDICE CONでは「DICE INDIE」として独立デザイナー向けのエリアを用意してきたが、注目が薄かったこと、統一性に欠けていたこと、より多様な形式の機会が必要であることから、クラウドファンディングを6月上旬に立ち上げ、ストレッチゴールで独立デザイナー向けのさまざまな施策を用意する。

4.出展者について

現在、36の出展者が集まっている。今後も海外のボードゲームブランド、知育ゲーム、シナリオゲーム、中国オリジナルゲームブランドの出展者を募集していく。

5.ゲストについて

今年のDICE CONでは4人のゲストを招待する。

ヴィンセント・デュトレ(Vincent Dutrait)
『タイム・ストーリーズ』など多数のボードゲームのアートワークを担当している。

許栄哲
台湾の小説家・編集者・映画監督。ストーリーの創作技法を解説した「小説課」シリーズがベストセラーとなっている。

ケネチュクウ・オブグアグ(Kenechukwu Ogbuagu)
ナイジェリア出身。AB Con(African Boardgame Convention)を主催。ナイジェリア初のボードゲームカフェを開店。22点のゲームをデザイン・出版し、児童・成人向けのゲームデザイン講座を開催している。

また、もう1人、ゲームデザイナーのゲストを招待することは明らかにされているが、具体的な名前は発表されていない。


ノートに「スキ」をしていただくと、あるボードゲームの中国語タイトルと、それに対応する日本語タイトルが表示されます。全10種類。君の好きなあのゲームはあるかな?