議員の選び方について

どうやって議員を選ぶべきか分からない…
そこで、日々の会議の報告書のようなものがあります。衆議院の会議録を読んでみると議員の選挙演説とは異なる印象を受けると思います。私は選挙演説(アピール)が上手いことより、本当に仕事をしている人を評価したいと思います。会社もそうですが評価する側も大変ですね。
国会会議録検索システムでは議員の名前から過去の発言が検索できます。なお私も利用しています。

余談ですが、日本の与党と野党はグローバルな視点では主張に大きな違いがありません。政治形態について歴史のある欧米と日本は異なると思います。例えば利潤追求を原動力とする市場メカニズムによって運営される「資本主義」や自己責任を基本に小さな政府を推進し、民営化、グローバル化、規制緩和による競争促進、労働者保護廃止などの経済政策をとる「自由主義」は全く馴染まないと感じます。
日本は強い共同体志向や平等志向によって、個人主義的な自由主義経済や資本主義の弊害に反対し、より平等で公正な社会を目指す社会主義の思想に近いです。つまり行き過ぎた資本主義を抑制して不平等を減らし、経済再分配(公的年金、国民皆保険、生活保護、雇用保険、最低賃金、各種助成金)を行い格差が少ない社会を目指す「日本型社会主義」だと思います。

左派-共同体主義(社会民主主義):この象限に当てはまる人は、社会と経済両方の問題に対して共有した解決策を促進しようとしています。混合経済の効力と万人への福祉国家により、行き過ぎる資本主義を抑制して不平等を減らす統治形式を支援していると自分達をみなす傾向にあります。参加型民主主義と国家を手段とする社会を通して、総体的な解決や経済再分配、そして共通価値を促進しようとしています。

右派-自由主義(自由至上主義):この象限に当てはまる人は、すべての点で主要な政治的利益として自由を支持しようとしています。個人と経済、両方の自由に対し忠実な支持者として自分達をみなす傾向があり、共同計画と目標に非常に懐疑的です。その代わりに任意組合の原理と個人の判断能力を強調します。一般的に自由主義者は、他の3つの四分円の中で、個人よりも国家にそれほど役割を見出さず、その代わりに市場の自発的社会秩序を信じます。

左派-自由主義(社会自由主義):この象限に当てはまる人は、必要な人々に社会的利益を与えるため、市場に課税をする一方で、個人の自由を支持しようとしています。個人の自由と社会的公正のバランスを求め、多文化主義や宗教と関係のない政府、そして国際協力を支持していると自分達をみなす傾向にあります。社会問題における国家関与に対し一般的には懐疑的ですが、それでもなお国家に差別防止と平等の扱いの保証において正当な役割を見出します。

右派-共同体主義(保守主義):この象限に当てはまる人は、従来の社会体制と経済秩序を維持して、国家主権を支持しようとしています。自分達の先祖が求めたこと、厳しい移民法や伝統的な価値、そして強固な軍隊を支持することの擁護者として自分達をみなす傾向にあります。一般的に国家安全保障と文化において国家に役割を見出しますが、経済における国家関与については、より懐疑的である傾向にあります。

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