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渋谷でBARをやってみる

普段はKICONIA WORKSというチームで機械学習モデルや最適化アルゴリズムの実装を行うとともに、個人では大学やセミナーの講師をさせていただいておりますが、今回はその2つの顔とはまた別の顔の話です。


前置き

この話をする前に2つの前提をお話しておきます。

1つ目は、KICONIA WORKSのチームメンバーは、価値と信頼の最大化というビジョンを常に達成し続けることが求められているということです。
これは対顧客という観点では、メインのAI開発やアプリケーションの受託開発を通じてお客様に最大の価値を提供し、それによって最大の信頼を得ようということであり、対メンバーという観点では、常にチームに対して最大の信頼が得られるように行動しよう、そうすれば働く環境や待遇などKICONIA WORKSとして最大の価値をメンバーに与えるよということです。
つまり、このビジョンを達成しているのであれば、プライベートや時間の使い方は自由ということであり、1日何時間働かなければいけないといったルールもありません。
しっかり価値を出していて、信頼を損ねるような行動をしなければ良いのです。

2つ目に、今回書く内容について、個人的にKICONIA WORKSというチームの中で行うのか、個人でやるのか、別のチームでやるのか、色々悩みました。
結果的に別のチームでやろうと決断しました。
理由はいくつかあるのですが、根本的な理由は「制約を全て取っ払いたかった」ことです。
KICONIA WORKSは少数精鋭の優秀なメンバーで構成されていて、自由な環境です。だからこそ、ミッションでテクノロジーを活用して価値を創造するというものを掲げていて、テクノロジー視点でビジネス展開し、ビジョンを達成していくことを掲げています。更に、中長期的なリスク(変な人が入社してくる、取締役陣が悪さするなど実際にはあり得ないが0.01%でもリスクがあるもの)を潰しておくために、表向きには影響はないものの面倒な仕組みが裏であったりします。
なので、このKICONIA WORKSで飲食店をやる、そしてなんの制約もなしに好き勝手やるということは無理だと判断しました。
そして、仲良しなメンバーではありながら仲良しごっこはせずに少し厳し目な仕組みを作っているKICONIA WORKSとは真逆で、優秀な仲良しメンバーと制約もなく信頼関係だけでチームを運用してみたくなったのです。

なぜ飲食店?

では、本題に戻りまして、何故飲食店なのかという話です。
まず最初に伝えておきたいのは、飲食店は最初の取っ掛かりに過ぎないということで、どんどん面白いことにチャレンジしていく箱(会社)を作った感じです。
なので、新しい会社としては、飲食がメインというわけではなく、たまたま最初に飲食店から始めたというのが正しい表現になります。

その上で、何故飲食店か?
飲食店といってもBARなのですが、元々自分がお酒が好きで一緒にやるメンバーもお酒が大好きな仲間ばかりというのも大きいですが、40歳にもなると色んな飲食店を行ってきているし、高級店から大衆店、そして家族とのご飯から友人との飲み会、お客様との会食など、色んな経験をしてきた中で、自分たちの理想となるような飲み屋を作ってみようという話から始まりました。

勿論そんなにお金も沢山あるわけではないので、最初は小さなお店ですが、自分たちが一番のユーザー(顧客)なので、自分たちが寛げる店が作れれば、きっと上手くいくというニーズやペインから生まれたBAR企画なわけです。

BARの名前は「896(白露)」です。
由来などはおいおい。。。

BARのロゴ

どんな奴ら(共同オーナー)とやるのか

どんなメンバーで新しい会社をやっていくのか。
これまた不思議なメンバーです。

まず、新しい会社の代表は私ではなく、最年少の若者です。仕事もできるし、本業のエンジニアとして大活躍しながらもオーナーとしてやっていく、本業に支障のないように頑張っている優秀なメンバーです。
彼には若い頃から経営者のセンスを磨いて欲しくて、やる気も含めて是非やってほしいと思いました。

続いてのメンバーは、営業力と交友関係の幅が広すぎる超優秀営業マンです。普段は営業マンとして大活躍しており、それ以外にも色んな事業を展開しているTHE 出来る男なわけですが、そんな彼には経営的な手腕もそうですが、幅広い交友関係を使って集客に貢献してくれることを期待しています。

次に、やはり会社として会計や税務、この辺りは重要です。そこでもう10年以上の付き合いの生年月日も大学も全く一緒の最強会計士&税理士に参画してもらいました。
彼も普段は自分の事務所の経営をしながらも新しい会社の会計・税務周りや管理関連を全般サポートしてくれています。

ここまで書くと自分いらないなと思ってしまうくらいですが、私は何やるのか?
一応飲食店の運営のノウハウは結構持ってまして、仕入れ先との交渉やオペレーション、内装関連やらせてもらってます。
今後BARオープン後のオペレーション設計などもやっていく予定です。

ちなみにこのチーム内において、何か縛りや契約はありません。つまり信頼関係だけで繋がっています。それでも成功することを証明したいんです。

特殊なBARである理由1

今回のBARは普通の飲食店とは異なる点は沢山ありますが、まず1つ目が日替わり店長制度です。
店長をやってくれるというメンバーがすでに20名近くいまして、毎日違う店長がカウンターに立ってくれます。某有名企業で働いている人、ベンチャー企業の経営者、銀座のクラブ出身のお姉さん、イケメン大学生、などなどです。
彼ら彼女ら+オーナーの誰か1人が毎日カウンターに立って接客してくれるお店になります。

特殊なBARである理由2

そんな日替わり店長制度なわけですが、いつ誰が働いているのか、それを数週間先までシフトを公開しようと思っています。
じゃあどこでシフトを確認するのかというと、限定のSNSです。

Instagramなどの鍵アカSNSで店の場所やシフト、イベントを公開していきます。
なので、ある意味緩い会員制のBARになります。ガチガチではないので、いきなり入ってきちゃっても入店拒否!なんてことには基本なりませんが、やはり友達の友達みたいな人が集まる環境にしたくて、1人で店に入っても必ず友達、もしくは友達の友達はいるというアットホームな感じにしていきます。
つまりは食べログとかWebには情報を公開しない予定です。

特殊なBARである理由3

あえて駅から遠い入りにくいビルに店を出します。

これは駅前でワイワイ飲んでる学生や若者がその勢いで入ってきちゃうような店ではなく、この新しいBARに行こうと思った人が目的を持って来てくれるような場所に出店したかったからです。
まあ遠いといっても某繁華街から10分も歩きませんし、大通り沿いではありますが、とても入りづらい店舗になります。

特殊なBARである理由4

我々の周りの飲み仲間が飲むボトル系のお酒やサワーなどは一通り揃えるつもりですが、何か真新しい名物となるようなドリンクも出したいと思っていた中、台湾茶に巡り合いました。

まだまだ勉強中ですが、台湾茶の専門家にもチームに入ってもらっています。
沢山種類があるのですが、試飲をしていく中で、これだというお茶に出会いましたし、今後も台湾から取り寄せ次第、新しいものも追加していきます。

紅茶でも緑茶でもない独特の美味しさがあり、それを焼酎やリキュールと混ぜると凄い化学反応が起こることがわかり、これは是非飲んでもらいたい!

台湾茶や台湾茶を使ったお酒が飲める珍しいBARになります!

OPEN情報

フランドオープン日は縁起の良い日だそうで、9/30(土)になります!
その前に関係者だけを呼ぶプレオープンも行う予定です。
なお、9/30は予約制になる可能性が高いので、一般的には10/3(火)から来ていただけるようになるかと思います。(日曜と月曜が貸切なければ定休日予定です)

基本知り合いの方優先なので、私のSNSなどを通じて連絡ください!お店の場所などお知らせいたします。

台湾茶とスピリッツを使ったカクテルもあります

これからのこと

前述した通り、この新しいチーム(会社)ではKICONIA WORKSではできないことをどんどんチャレンジしていきます!(勿論KICONIA WORKSが一番大事なので、本業を疎かにするつもりはありません)

んで、実際何やるかというと、まずはBARオープンしてしばらく経ってからみんなで考えますが、アパレル関連、マーケティング関連、映像関連、飲食関連、海外関連、などなど考えています。

とはいえ、兎にも角にも、自分はまだKICONIA WORKSというチームで何も成し遂げていません。ここに全力投球は今後も変わらずです。そしてこのKICONIA WORKSにも大きな変化が訪れようとしています。乞うご期待!

(追記)店舗オープンまでの苦労話

渋谷近辺で新しい店舗を出すための物件探しは超難航しました。
この辺りは人気エリアなので、そもそも新しい物件が出てこない。。。そして、出たとしてもそれは知り合い伝いですぐに決まってしまい、世の中に情報が出てこないのです。

今回はご縁あって様々な人のサポートで、物件を見つけることができました!

そして小さな店舗なのですが、それでも水回りやらの施工は大きい物件と同じことをやらなければいけないので、1㎡あたりの施工費用は高くなってしまいます。
ということで最初の施工屋さんから出てきた見積金額はとんでもないことになりました。。。

その後、自分たちでDIYでやっていこうなども考えましたが、ここでもいつもお世話になってる社長さんからのサポートで当初の半額以下の費用で、施工や設備を揃えることができました。
とはいえ、荒削りな第一歩ですが、ぜひ遊びにきてください!

なんもないところから始まった・・・
それなりになってお客様を呼ぶことができそうです

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