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創業して5年経過しました!

5年前に生まれたKICONIA WORKS

昨日5月18日で創業5年を迎えました。
2018年5月18日に、当時まだ前職の株式会社ABEJA(上場承認おめでとう)に在籍しながら、社長に許可をもらって会社を立ち上げて事業の準備をスタートさせてもらいました。

最初はとりあえず、ホームページを作ったり、会社紹介資料作ったりしていましたが、とにかく先行き不安でし。
家にいても仕事に集中できないので、毎日今はなき宮益坂のファーストキッチンに行ってドリンクだけ頼んで数時間PCに向かっていました。。。wifiあって、空いてて、当時の私にとっては大変有り難い存在でした。(結局長時間いると飽きてきたり周りの目が気になってしまい2時間くらいしか滞在できませんでしたが)

当時利用していたファーストキッチン。閉店してしまった・・・(食べログより)

また、なんせ全く0の状況から営業をしなければならないので、とりあえず人に会うことを繰り返しました。
人に会っては、「こんなことができる」「こんな悩みはないか?」「案件紹介してほしい」「なんでもやる」と伝えていきました。
この時、こっちが営業してるのに、頑張れ!ってことで色んな方々に美味しい食事やお酒を奢ってもらえたことには今でも感謝は忘れないです。

結局、上記の人脈などからいくつか仕事が決まり、軌道に乗りはじめたのは夏くらいでした。
前職のお客様の連絡先は全て断ち切ったが、SNSなどを通じて連絡をいただけるお客様もいて、そのお客様に「一緒に仕事をしたいのは山々なんですが、まずはABEJAに相談してください」と言うことも多く、これだけはちゃんとしてた気がします。

一番狭い時のオフィス(見えてる部分が全部です。。。)
ここに最大で7人いた時もあって空気薄くなる時もあったけど、終業後ゲームしたり楽しかったな
今もゲームしたりしてるけど。。。

5年前と今の違い

一番大きな違いは組織でしょう。
5年前は1人です。。。業務委託という形で手伝ってくれていたメンバーはいるけど、その方にお支払いするお金もないので、ほぼボランティアで相談に乗ってもらったりしてました。

今は、正社員10名、インターンなどを含めると17名のメンバーがいます。人が増えても創業期の想いは変わらず、上手く出来ていると感じます。

もちろん環境も違います。
コロナ禍を経験して働き方が変わり、お客様の数も数十社になっています。オフィスも2軒目のオフィスが5畳一間だったのが、今は20人くらいが働ける大きさになっています。

変わらないこと

創業した理由を最近よく聞かれるんですが、主に2つです。

価値を出したい

最近で言えばGPTとか生成系のAI技術が流行っていますが、面白いね、凄いねで終わってしまってる人が大半だと思います。
KICONIA WORKSの創業期も、ディープラーニングなどAIは凄い、早い企業はみんな何かやり始めているということで、多くの企業が投資をするものの、実際にそうした技術を活用してコストを下げた、売上を上げた、利益を上げたとう事例はあまりありませんでした。

AIなどの凄い技術もあくまでツールの1つに過ぎません。
ビジネス全体を整理して、どこに課題があって、その課題をどのように解決し、どう運用するのか、そしてその結果どれほどの効果があるのか。。。
これを考え、価値のある技術活用をしたいと常に考えてきました。

その結果、お客様からご依頼いただいてもお断りするケースも数件あります。
お客様の要望であっても明らかに費用対効果がない、明らかに失敗が見えていることを提案したくないからです。(勿論お金をもらえるのは嬉しいけど、ビジョンに反する)

KICONIA WORKSは価値を出す集団です。
なので、ただやる、開発をするのではなく、結果として価値を出すことにコミットしてきたし、これからもこれはブレないようにしたいと思います。

働きアリだけの組織

よく大きな組織ほど、働きアリの法則があると言われます。自分も今までのキャリアの中でそれを感じたことがあります。
働きアリの法則とは、集団を「よく働く・普通・働かない」に分けたとき、働きアリが全体の2割、普通のアリが6割、働かないアリが2割になるという法則です。
2割の働きアリがものすごく価値を出していて、残りの8割はそうでもない、もしくは全く価値を出していない2割もいるという話です。

https://www.rakuten-card.co.jp/minna-money/feature/article_2204_00006/

これは本当痛感します。
結局2割の働きアリが働き損することも多く、お荷物の人たちのために働くものの、終身雇用などのルールに守られた働かないアリの給与にお金が取られ、給与が上がりにくかったりするわけです。

これは社内だけの話ではなく、こうした働かないアリがいることで高コスト体制になり、結果的に顧客に対してそのコストに見合うお金を請求しなければならず、高い見積もりやサービス価格になってしまうのです。

KICONIA WORKSは通常2割と言われる働きアリが10割を占める組織にしたいと考えていて、そうなるとお客様にとっても社内メンバーにとっても良いことしかないのです。

ちなみに働きアリというと長時間労働のようにも聞こえますが、デキる人ほど創出する価値に対して労働時間は短いと思います。
効率的に、短い時間で多くの価値を出すことができる。これによって高収益でありながら、お客様に安価にサービスが届けられるので、結果的にお客様の費用対効果は高くなり、メンバーも高い給与や良い福利厚生が得られるようになるのです。

5年で廃業する企業多いのは嘘?

よく創業5年で6割の企業が廃業しているなんて記事を見かけます。
それだけ見ると、そうか我々は4割の生き残った企業の1つになったのか、凄いことだなと思ってしまいそうですが、私は全くそうは思わないのです。

まず、母数となる創業した企業ですが、この企業の中には、試しに作ってみた会社や何かの目的の元に作られたペーパーカンパニー、ビジネス未経験の人が作った企業、色々あるはずです。

そう考えると、ちゃんとした人がちゃんと考えて作った会社はそもそも全体の母数の中の半分くらいかもしれないと考えるわけです。
そういう企業だけを母数としたら、実は廃業率は3割とか2割、もしくはそれ以下なんじゃないかと思います。

だから5年続くこと・廃業しないことは、固定費を抑えながら、キャッシュフローを気にしながら投資をしてきしっかり経営していればさほど凄いことではないと考えています。

ここから更に5年、どうする?

とはいえ、ここから更に5年続く企業、創業から10年続く企業は凄いと思ってます。
10年続いている企業の経営者の皆さんは全員尊敬してしまいます。
その域まで、どうやって行くか。。。

正直、今やっていることを愚直にこなしていけば、右肩上がりの直線で成長していくこともできるであろうし、あと5年続くことでしょう。

一方で、何かを変えなければ面白いチーム、メンバーみんながワクワクするチームで居続けることもできないのではないかと考えています。
個人的にも飽きてしまうんじゃないかと。。。

ということで、今まで創業5年ずっと黒字、無借金でやってきたので、ある程度資産はあり、時にこれを使って新たな事業を本格的に展開していきたいと考えています。

そのための最終準備をこれからの1年(第6期)でやっていこうと決めています!
そして第7期から面白いことを色々仕掛けていきたいです!

ちと古いけど昨年の合宿@福岡の写真。ここからまたメンバー増えてるけど、この写真好き。
野郎ばかりだし、また新メンバーも含めてちゃんと写真撮りたい。。。

最後に

KICONIA WORKSの関わる従業員、アルバイト、業務委託の方、更にその家族や恋人、そしてお客様やパートナー企業の皆様、5年間本当にありがとうございました!
独自路線でわけのわからんことを仕掛け続けているように見えますが、一貫して価値を出し続けよう、信頼を得続けよう、そうした信頼関係から新たなビジネスが生まれ、それにより次の価値が生まれるという好循環を生み出そうというのは変わりません。

まだまだ改善も必要だし成長し続けなければいけないのは、重々承知なので、今後とも天狗にならず、地に足をつけつつ、面白い取り組みをしていきますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!

5周年は、ひっそりと今月末にお祝いをしますが、10周年の際には胸を張ってやり切ったと言えるように、そして少し盛大にパーティーでもやりたいなと思ってます。

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