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 1人あたり名目GDPですが、IMFの発表では、2022年、日本は世界ランクで、33822ドルで31位でした。G7の中ではイタリアにも抜かれ、最下位です。
 アジアではシンガポールが、82808ドルで6位、香港が49226ドルで20位で、日本を上回っています。台湾は、32643ドルで33位、韓国は32250ドルで33位、マカオは31539ドルで37位です。

ちなみに一人あたりGDPの購買力平価ですと、台湾、韓国、マカオにも抜かれ、日本は38位です。旧東欧社会主義国のチェコと同レベルです。

 私は、7月に4年ぶりに台湾を訪問視察しましたが、台湾の庶民の消費力の旺盛さに驚きました。
 一人当たりGDPが上がっていないということは、簡単に言うと、生産性が上がっていない、利益が出ていない、給与が増えていない、ということです。逆に日本を追い抜いた国は、生産性が上がっている、利益が出ている、給与が上がっている、ということになります。
 IMFの予測(下のIMFのホームページでは、真ん中左の Selected Country Dataのエクセルファイルを開く)では、台湾、韓国に一人当たり名目GDPでしばらくは、抜かれるとはなっていませんが、通貨安(円安)が進むとどうなるか、わかりません。



 日本政府や自治体、企業は、生産性が上がっている、利益が出ている、給与が上がっている国々、企業を虚心に学ぶべきと考えます。

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