変な定義で数えたら、正しい統計数字は得られない

統計データで必ず確認すべきは、その数字を得るための定義。しかし多くの場合、定義は勝手に変えられる。それがまたわかる事例が流れていました。


以前書いた記事:定義の重要性を改めて考えると同じ。陽性率の考え方も同じ。分子は分母の部分集合でなければならない。

この例は「率」なので、母親がいてはじめて子供が生まれる訳だから、子供の母親は分母にはいっていないといけない。それができていなかった、ということ。

こういった事例が、政府統計の中にあまりに多く出てくる。

統計を大事にしないと、その先に何が起きるか、明確・・・・


あと、ツイッターの反応を見ていると
・結果の違いはとても小さい。誤差だから問題ない
・どこの国でもこんなことあることだ
と言っている人がいました。いやいや、ダメです。

たとえ誤差が小さくても、定義が間違っているのだからそれはNG。今誤差が小さいとしても、その誤差が大きくなったらどうするのか。それが連続しているのだから、ダメなものはダメ。

他の国で同じことが起きていたとしても、それは日本での問題とは関係ない。

これで反論できたつもりになっている人がいるんだなぁ。