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なぜ日本経済は行き詰まったのか。実は意外な盲点があった!居住の土地が狭いと行き詰まる?

なぜ日本国は経済大国でありながら不景気がずっと続いているのでしょうか。
陰謀論では、財務省が悪い、外国が悪い、フェミニズムのせい、レーガン政権が日本政府を潰すために圧力をかけた、自民党が統一協会に乗っ取られてるから、共産主義者勢力の陰謀、などなど言われてますが、的を得てないと私は思います。
日本経済が衰退した(失われた30年)のは、土地の狭さ が大きな要因だと私は最近知りました。この仮説を元に理論を展開したいと思います。

①日本国は大きな国、でも都会は少ない

まず日本国は大きな国です。よく日本は小さいと思ってる人がいますが、これは勘違いです。
人口1億人、面積もヨーロッパ諸国と比べたら巨大です。
問題は「快適に暮らせる都市部の面積が狭すぎる」という事です。

福岡、広島、大阪、名古屋、東京、仙台、札幌、これらが都会だとするとそこにあまりにも多くの人口が集中しています。
そして東京一極集中により人口の26%が東京圏に集中しています。

②東京はもう土地が無くて開発できない

多くの日本人は、特に若者ほど便利な東京に住みたがります。ネカフェも、仕事も、風俗店も、サウナもある都会。
田舎では退屈すぎます。
しかし、東京はもうキャパシティーオーバーしてます。
土地は余ってません。
家賃は下がらないし、土地の値段も下がりません。
高度経済成長期の時に「核家族」や「団地族」が推進されましたが、それも土地不足を圧迫してます。
伝染病で地方への分散もあると言われますが、それでも微々たるものです。

③狭いので子供を増やせない

せまいと子供部屋が持てません。
またセックスするにも日本にはスペースが少ないです。
ラブホテルみたいなセックス専用のホテルがある国は珍しいのです。
また若い世代が家賃に収入を取られています。
ローンで家を買った人も、ローンの支払いで贅沢には生きれません。
子供の教育費が日本は高いと言われてますが、家賃や土地の値段の高さこそ深刻な問題だと思います。

④郊外にはマンションを建てまくる。しかし、、、

不動産屋は不景気の中、自転車操業的にマンションを建てまくります。
しかし、相変わらず家賃は高い。
下がらない。
不思議な話です。日本の人口は減ってるのに。
さらにマンションを過密的に建てまくると、景観は悪いのはもちろん、
風通しは悪くなりヒートアイランドの原因になり夏の異常な暑さに貢献します。
マンションを建てまくるのは勿論、業界からしてもいつか不動産の暴落を招くので「破滅へのダンス」だと分かっているでしょう。
ですが、開発をしておかないと目先では儲けられないのでやるしかない。


おまけ 政府はどう対策するのか。対策としての「スマートシティ」「デジタル田園都市」計画

このような事態に日本政府はどう対策するつもりでしょうか。

今のところ私は将来的には「デジタル田園都市」構想や「スマートシティ」構想はかなり改善につながると信じています。
日本国は残念ながらIT後進国です。
多くの行政の手続きや、個人情報の管理、地域に根差した政策などはIT化が進むことで多くの問題が解決すると思います。

日本は高齢者が多くて、ITやインターネットなどを「うさんくさい」として嫌厭(けんえん)する傾向にあります。
さらに陰謀論者の人が「政府が独裁化して、徴兵制になって戦争に行かされる!」と大騒ぎします。
当たり前ですが、マイナンバーカードやIT化と徴兵制だとか国防動員はなんの関係もありません。そもそも徴兵制のある国は世界に多くありますが、それとデジタル化は関係ありません。

とりあえず「新しいもに反対したい」という反動主義的な人々が日本のIT化やインターネット活用を遅らせていると私は思います。
韓国企業からカカオやラインが生れたのに、日本企業がそういうアプリを作れなかったのが、私は日本がIT敗戦国になった別れ目だと思いました。





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