米国の国際主義復帰と対中政策のコンセンサス?
米国の分断未曽有の出来事が数多く世界中で目まぐるしく起こった2020年。その締めくくりともいえるのが、超大国アメリカの大統領選挙だろう。
バイデン候補とトランプ大統領の第一回公開討論では、これが超大国の姿かと疑いたくなるような「口喧嘩」が繰り広げられたことは記憶に新しい。二大政党の長の幼稚な姿は米国の分断を投影している。
前置きはほどほどに、今回は『Foreign Affairs』の一月号、オバマ政権で国連大使を務めたSamantha Powerの「Can-Do Power