それがどうしたっていうの~?
(新たに始まった親戚づきあいに、悩み・困っていた時、いきなり私の腹が目の前に現れた話)
それまで、その地域に知り合いがいなかったので、
私はその地域の方言も、習慣も、全く知らなかった。
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義理の父と母が、同じ年に続けて他界した。
亡くなってみると、義父は自分の故郷に、自分が入るためのお墓を購入していた。
義父は転勤族だったので、
私たち夫婦が結婚したあとも、その故郷に行くことはほとんどなく、
年末年始やお盆は義両親の転勤先に遊びに行っていた。
2人(義両親)が他界したことや
お墓が購入されてたことで、
その地域に住む義父の兄弟や親戚、お寺さんとの交流が始まった。
そしたら、それが、すごいストレスになってしまい、
寝ても覚めても、頭に浮かぶようになっていった。
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「今年のお盆はお墓に行かなくちゃね・・・」
行くだけで一日がかり。
午前中最後の列車を逃すと次は夕方4時代まで運行がない。
お墓参りするにもどこかに泊まる必要がある。
でもビジネスホテルなどない地域。
親戚の家に泊めて頂くしかない。。。
嫌で嫌で、お盆が近くなるほどに、胃がキリキリする。
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そんな時、「マインドフルネスの講座」があり、参加することにした。
会場にいる全員で、ゆったりと呼吸をする。
すー はぁー
気持ちも体も 力が抜けていく。
このところの緊張が緩んでいく。
インストラクターの方が言う。
「呼吸を続けながら、
今度はお腹に意識を向けてみましょう。
目は閉じたまま、ゆっくりー。
吸ってー 吐いてー」
そのとたん、
バーーン‼️
目の前にド派手な衣装を着た女性が現れた。
(目をつぶっているので、私の脳裏に現れたんだけどね。)
どこかの女王が座るような
大きなソファーに 身を委ねて、
大きなうちわを ゆらりゆらりとさせながら、
こっちを見てる。
えっ?えっ?だれ?
びっくりしてると、
その女性が 私に言った。
「 それが どうしたって いうの〜〜?」
あっけらかーんと。
私の全身にその声が響きわたった。
ぶっ・・・
ぶ わっはっはっー (≧∇≦)
思わず吐き出して、
大声でゲラゲラ笑った。
静かな深呼吸の室内で。
(こんなに深刻に悩んでいるのに、
私のお腹は全く動じてないんだわ www)
会場の全員が、びっくりして私を見た。
今の出来事を話す私。
「どんなに頭や心で悩んでいても、
私の中心(お腹)は動じてないことを知りました。
悩んだ時・困ったとき、腹に意識持っていけば、
すぐここに戻れるんですね!」
と。
以来、あの能天気な、ハデハデ女性が言った
「それがどうしたっていうの〜」
は忘れられない。
ぐるぐる思考になって出口が見つからず、悩んでた私に、
「体」が教えてくれたこと。
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