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あまりにも儚い記憶

今日ふと自分の過去を振り返ってみたところ、前々から忘れっぽい人間だとの自覚はあったのですが、改めて自分の記憶力が破壊的に悪い事を認識させられたので、ここで懺悔しつつ、少しでもこれを記憶に留めるべく、メモを残したいと思います。

ワタクシ、本当に忘れっぽい人間でして、人と話した事をすぐ忘れる、初対面の人の顔を名前をすぐ忘れる(というか覚えられない)、読んだ本・見た映画のストーリーを忘れる(2回までは真っさらで楽しめるというお得感はあります)、財布・携帯・荷物を持ち忘れる、、と枚挙にいとまがありません。

反省するつもりでいたのも束の間、結局忘れるものは忘れてしまうんだと、早くも決意を忘れて開き直って自分を正当化し始めていますが、でもこれもまた真実なのです。どんなに深く反省した所で忘れ癖が治るわけではないんですよね。記憶の定着を促したりするような具体的なアクションに結びつけなくてはいけません。

と、話の本筋を忘れて脱線していたので戻ります。。さて、今日何を振り返ったかというと、これまで付き合った恋人達のことです。ぼくはゲイなので彼氏という事になります。今付き合っている彼氏って何人目だっけ、、と思い出そうとしたのが始まりでした。

数えてみると9人目、同じ人と複数回付き合ったのも別カウントにすると10人目ということが分かりました。(というか正確に言うと改めて思い出しました、ですね。。)結構いましたね。。決してぼくはイケメンでいつもモテモテとかそういうのでは無いのですが、色々と人の感情の機微というかに疎いところがあってこれまで数々の失敗をしてきた、というようなところでしょうか。先ほど書いた忘れっぽい性格の所為で、彼氏の気分を害した事も多々あったと思います。(そういう時って、呆れ過ぎてか、俄かには信じられなくてか、何も言ってくれない場合も多いんですよね。)

既になんだか人間性を疑うような声が聞こえてきそうですが、少なくとも付き合った人を忘れている事はなかったので、少しだけ自分を褒めてあげたくなりました。(本当に本当に忘れっぽいのです。)で、じゃあ次に付き合っていた期間を書き出してみようとしました。

ここで問題が発生です。付き合い始め方、別れ方、状況、時期、その他詳細事項がはっきり思い出せない人が結構いる。。なんて軽薄な、なんて薄情な、なんて尻軽な、なんてなんて、、、。でも、これが事実。。思い出せないんです。具体的に一人ずつ思い出しながら書いていたのですが、自分の色々な酷さを改めて突きつけられて、ちょっと辛くなってきた。。

でも、思い返してみると面白いですね。なんでその時そういう行動を取っていたのか、今なら絶対そんなことしないだろうなと思うけど、当時の気持ちや状況を思い出してみると無理もないな、、とか思ったり。例えば、一番最初に付き合った彼とはネットの出会い系で知り合ったんですが、今では全く信じられませんが、数ヶ月もメールのやり取りだけを根気よく続けてたんですよね。笑 多分、現実世界で初めてゲイと会話する(メールですが)というそれだけで楽しくてしょうがなかったんだろうなと思います。

と、若干尻切れ気味ですが、今日の学びとしては、自分の記憶能力は思いのほか酷いので、昔の手帳、日記帳、ミクシィw等を総動員して一度自分歴史を整理しないと、本当に記憶が失われてしまう気がしてきた、というところです。

過去にあった事が記憶から抜け落ちてしまったら、それが本当に無かった事と殆ど同じになってしまうんじゃないか?という恐れのような感覚がチラリと見えました。普段あまり意識しない時間のスパンで記憶を辿ってみた時に、そうか過去とか記憶とかってやっぱり随分儚いものなんだなって、しんしんと感じました。さて、寝るか。

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