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とんかつ映画の名作『喜劇 とんかつ一代』

きょうのごはんです。今回のとんかつnoteはとんかつ映画を紹介します。

「とんかつ一代」は、とんかつ好きの映画監督、川島雄三が上野を舞台にした1963年の作品。舞台はとんかつの聖地上野。出演者は個性派揃いで陽気。

映画に出てくるとんかつ屋さん"とんQ"は、蓬莱屋か井泉?
大箱のフレンチレストラン"青龍軒"は、精養軒?

豚と女にゃ頓首再拝!豪華12大スターがつっ走る大型喜劇の新幹線!
不忍池近くの老舗のフレンチレストラン青龍軒を飛び出して、とんかつ屋「とんQ」を始めた久作は名人気質の頑固者。師匠だった伝次とは、伝次の妹と結婚したこともあって犬猿の仲。伝次の息子・伸一はコック修行を投げ出して、久作のところに入り浸り、とり子とイチャイチャ。そして、伝次の後妻の連れ子・復二は未来食クロレラの研究に熱中していた。そんな中、青龍軒が経営不振で人手に渡ることに…
個性あふれる人物たちが織りなす、ユーモアとペーソスの大型喜劇。
Amazon.co.jpより

『とんかつの唄』レコードは激レア盤

「♪とんかつが食べられなくなったら、生きてる意味がない」

もしも、レコ屋の特売コーナーにあったら欲しいな〜
なんて検索してたら
ネットオークションの落札価格25000円!?でした
さすがに買えない...(笑)

とんかつトリビアが出てくる会話

五井柿江(淡島千景)
そもそもね
とんかつの元祖はどこだかあんた知ってる?

田巻伸一(フランキー堺)
えぇさあてなうーん
ボクは味覚のほうじゃいっぱし食通を自負してるつもりなんだがなぁ
フランスかイタリアだ

五井久作(森繁久彌)
バカヤローとんかつは日本料理だ
しかもその発祥は上野なんだ

五井柿江(淡島千景)
はじめてこう一寸もあるとんかつを売りだしたのが御徒町のポンチ軒
昭和5年に下谷町の楽天さんがナタで切るようなとんかつて看板をあげた

五井久作(森繁久彌)

ヒレカツの元祖は

五井柿江(淡島千景)
ヒレカツの元祖はね松坂屋うらの蓬莱屋さん

五井久作(森繁久彌)
それからとんかつソースがねどうぶちょうの井泉さんの先代
しってんの?

五井久作(森繁久彌)
それからね豚肉に含まれているビタミンABCDEF

田巻伸一(フランキー堺)
うふふ ふん

五井久作(森繁久彌)
何がおかしいんだよ
それを損なわずに揚げる脂を作り出したのが

五井柿江(淡島千景)
何を隠そうこの五井久作
とんQなのさ

映画に出てくるとんかつは井泉本店が指導

映画に出てくるとんかつは、寸胴鍋で揚げる。
かつ切り専用のまな板は井泉そのもの。

お皿には千切りキャベツにパセリのロースカツ。
日本酒、ビールのお供にゆっくり食事しているシーンが多かったです。

創業当時は“お座敷洋食の店”として愛されておりました。下谷花柳界の面影を残す店の造りに、川島雄三監督が目を留め、「とんかつ一代」の舞台となりました。ほとんどセット撮影だったのですが、映画を見ますと、主人公久作(森繁久弥)の店「とん久」の外見、カウンターや二階への階段等、驚くほど似ています。久作役の森繁久弥さんに二代目がセットで揚げ方の指導をさせて頂きました。
「喜劇 とんかつ一代」(東宝 1963年)
森繁久弥、淡島千景、梅宮辰夫、フランキー堺、加東大介、三木のり平、木暮実千代 他のそうそうたる顔ぶれが「とんかつ」を巡って繰り広げる喜劇です。井泉本店 井泉の由来よりhttps://www.isen-honten.jp/history

上野「楽天」で修行を積んだご主人が水戸でとんかつ専門店

まとめ

1963年の飲食業界の悩みは、
料理人の師弟関係、親子代替わりの問題。
現代と変わらないですね(笑)

ちょっと面白いのは、青龍軒シェフの息子の伸一が、
「これからはムードレストランだ」
「サラダオイルを配合多くしてさっぱりさせた方がいい」
など、的確なセリフがあることにビックリしました。

いやー昔ながらのとんかつが食べたくなりました。

映画の世界観を味わいたければ、
建築がそのまま残っている井泉本店がお勧めです

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