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#03 薄切り肉をつかってミルフィーユカツをつくる

最近では、薄切り肉を重ねて層をつくったり、肉の間に具材を挟んだカツも人気です。層になった薄切り肉がジューシーでやわらかいミルフィーユカツにチャレンジしてみましょう。

🗺 設計図

まずはミルフィーユカツの全体像を確認しましょう。白色の枠は最低限必要な要素、点線の枠は好みでアレンジできる要素です。

点線の枠はこのほかにも様々な選択肢があります。自由に発想してみましょう。

🥩 食材

薄切りの豚肉を重ねただけでも、厚切り肉とは違う味わいのとんかつが作れます。

💡 好きな具材をはさんでアレンジしてみよう

スライスチーズを挟んだチーズカツや、梅や大葉を挟んださっぱりしたカツは定番です。1cm厚さに切ったトマトを薄切り肉で包んで揚げたトマトカツや、薄切り肉と白菜を順に重ねて層をつくった白菜のミルフィーユカツなども、野菜の甘みと豚肉の脂がマッチしておすすめです。

🧂 味付け

塩、こしょうで下味をつけた肉にパン粉をまとわせます。

定番のソース味や、他のソースやたれなどをつけてももちろん美味しくいただけますが、挟んだ具材の味がいきるように塩を少量ふる程度で食べるのもすすめです。

🥘 調理のポイント

以下の点を意識してやってみましょう。

💡 肉の筋を切ってみよう

豚ロースは、白い脂身と赤身の境に筋があり、そのまま揚げると脂身が縮んで、重ねた豚肉がそれぞれ反りかえって、隙間ができてしまいます。

1枚ずつ筋を切って重ねていきます

包丁の刃先を使って筋の部分に数箇所切り込みを入れておくと、反り返らず、ムラなく揚げ上がります。

💡 肉をきれいに重ねて下味をつけよう

薄切り肉を重ねて層にすることでサクッとジューシーに揚がります。5〜6枚を目安に重ねてから塩、こしょうで下味をつけましょう。下味をつけることで肉の旨味が引き立ちます。

💡 層が崩れないように、しっかりパン粉をまとわせよう

重ねた豚ロースが崩れないように、薄力粉、溶き卵、 パン粉の順に衣をつけます。薄力粉は側面にもしっかりまんべんなくまぶしておくと卵が全体につくので、パン粉もしっかりくっつきます。

層にした肉同士が剥がれないようにしっかりおさえて、形をととのえながら パン粉をまぶします。側面は衣がつきにくいのでおさえながら全体に衣をつけましょう。

💡 衣がはがれないように切ってみよう

粗熱がとれたら食べやすい大きさに切り分けます。包丁はあまり動かさず、押すように切ると衣がはがれずきれいに切れます。

🎥 お手本動画

ミルフィーユカツ

※ 動画のテロップについて
動画には解説のテロップが挿入されています。歯車のアイコンから、字幕 => 日本語 を選んでご視聴ください

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