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#7 腎臓病:急性腎障害(急性腎不全)と慢性腎臓病(慢性腎不全)の種類と原因

様々なサイトで、書かれていないものと書かれているものなどがありますのでまとめていきたいと思います。

腎臓病の種類


▶急性腎障害、急性腎不全:3種類→腎前性、腎性、腎後性
▶慢性腎臓病、慢性腎不全:ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症、多発性嚢胞腎など(他驚くほど様々あり、列挙されていて見やすいのが、小児慢性特定疾患情報センターのものでした。小児とは限らないのでリンクを貼ります)

原因


◆急性腎不全:全身の疾患や腎臓そのものの障害、医療行為に伴うものなどさまざま
「腎前性腎不全」腎臓に流れる血液量が減少することが主な原因。外傷による大量出血、消化管出血、脱水、頻発する嘔吐・下痢などによる体液量の減少や、心不全による腎臓への血液量の低下、重篤な細菌感染症による腎臓への血液量の低下、過量な降圧薬による腎血流量の低下など。

「腎性腎不全」腎臓そのものの障害により発症する。例えば、糸球体に障害が起きる糸球体腎炎、間質や尿細管に炎症が起きる間質性腎炎や腎盂腎炎などがこれにあたる。また、腎臓内の小血管に炎症が起こる血管炎や小血管が詰まる血栓症・塞栓症も急性腎障害の原因となる。腎臓へ流れ込む腎動脈の流れが何らかの原因(粥腫による塞栓、大動脈解離など)で急激に途絶した場合も急性腎障害となる。腎臓そのものに原因がある場合です。急性腎炎や急性間質性腎炎などの腎臓疾患のほかに、手術や抗生剤、抗がん剤や造影剤といった医療行為に関連したものや、腎臓内の血管の病気としては腎梗塞、腎動脈血栓などもある。

「腎後性腎不全」は尿の排出経路が閉塞することで発症し、著しい前立腺肥大、前立腺がん、左右両側の尿路結石、子宮頸がんなどによる尿管の圧迫などが原因

◆慢性腎臓病(CKD)
主な原因は、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、肥満・メタボリックシンドローム、慢性糸球体腎炎、加齢。ストレス、喫煙、食べ過ぎ飲み過ぎも注意。


漢方薬やサプリメントでも腎機能障害を起こすことは少なくないため、自己判断で市販薬などを継続的に飲み続けることは腎機能を悪化させる危険性があり、気をつけることも必要。

とはいえ、原因がはっきりわからないCKDも少なからずあるそうです。

色々な原因があるのですね。「沈黙の臓器」と言われて症状が出ずに進行してしまう繊細な腎臓、健康だと思っている間は上記を知ってちょっと気を付けるだけでも結果が変わるかもしれません。

参考文献(小児慢性特定疾病情報センタードクターズファイル森下病院仁医会病院南高医師会名古屋大学大学院医学系研究科 病態内科学 腎臓内科


次は、症状などについてお伝えします。

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