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農学を学んでいる学生必見!農大生も知らない農業の現場とは!?

こんにちは。今回は普段東京農業大学で農学を学んでいる学生が、神奈川県藤沢市のヒロシファームさんの下で「農業合宿」に参加してきました!

農業合宿とはヒロシファームのひろしさんが企画したもので、草刈りや野菜の収穫といった農作業をしながら、農家さんと参加者とで交流を深めるイベントです。1泊2日の合宿を2回、それぞれ3~4名ほどの学生が参加しました。

普段農業を学んでいるけど実際に畑に行ったことがない人や、農業体験したいけど農家さんと全くつながりがないという学生が、座学や実習ではない形で農業に触れ、農業を生業とするということは面白くも大変な職業だと実感したようです。

その様子をささやかですが、ご覧ください。

作者 わっこ

参加者
○コウメ
 
農業の中でも社会系の経済学を学ぶ2年生。非農家だが部活で農家さんの所へ度々お手伝いをしている。今回は2回目の農家さんへの訪問。
○T 
農学部で勉強している1年生。今回初めて農家さんを訪れた。 
○コウリ 
農学部3年生。非農家で農業は実習のみ。
○サワ 
農業の中でも社会学や国際系について学んでいる2年生。コウメと同様の部活に所属。
○ダイキ 
農学部1年生。農家への訪問は初めて。農業へは小学校の頃の授業を通じて何となく楽しそうというイメージを持つ。
○ナオキ 
農学部3年生。実家が静岡県三島市の農家。将来は家業を継ぎたいと考えており、実家以外の農家さんへのお手伝いは初めて。
○タクミ 
農学部3年生。実家は茨城のコメ農家。大学卒業後家業を継ぐ予定。ひろしファームでアルバイトをし、今回のイベントのお手伝いもこなす。
○わっこ(筆者) 
コウメと同様の農業経済系を学ぶ4年生。非農家だが、農大に進学後サークルで野菜を作り、個人で全国に農家さんのお手伝いをする援農ボランティア活動を趣味としている。


え!?農大生が農業合宿って何?


読者の皆さんはこのタイトルをみて、農大生が農業合宿って何?当たり前なんじゃないの?と思ったのではないでしょうか。

農業合宿とは援農ボランティア活動の一つで、農家さんのところで農作業を泊まり込みで体験することです。この農業合宿は農家さんが企画したものとなります。農大生に農業の現場を知ってほしいという想いを込めて、農家さんと1人の農大生スタッフで運営されています。
実は筆者も農大生なのですが、実習で農家さんの所に行くことは全くと言っていいほどありません!

もちろん、学部によっては(特に農学部ですが)、農機具を使って圃場の野菜を栽培したり、スマート農業の一つのドローンを使って農薬を散布したりする授業もあります。ですが、農業を生業としている農家さんにお邪魔することはほとんどありません。
ですので、農大生が農家さんの下で実際に農家さんと交流することは珍しく、貴重な機会です。

受け入れ先の農家さんをご紹介

農大生がどのようなことを感じたのか、感想を聞いていく前に農業合宿を企画した農家さんの紹介をさせて頂きます!
その名はヒロシファームの宮国大(みやくに・ひろし)さんです!
詳しくは筆者が個人のnoteで投稿させて頂いた記事(こちら!)を見ていただければと思うのですが、簡単に紹介させて頂くと、神奈川県藤沢市で現在新規就農5年目の農家さんです。主要品目はエダマメ、ダイコン、コマツナなどを近所のスーパーや加工業者の下に卸しています!

ヒロシファームでは月一回程度、大学生を受け入れるイベントを開催しており、今回夏休み期間を利用して、学生により農業の現場を知ってほしいという想いを込めて、初の農業合宿を開催しました!

7月28日から31日までの4日間の内、2日に分けて2回の合宿を開催したのでそれぞれに分けて体験したことと体験者のリアルな感想をお伝えしたいと思います!

第1回 出荷作業にBBQ!〆はあの限定アイス!


1日目、午前中の作業は自己紹介をそれぞれしてから暑さ対策を十分に行い、ナスやオクラ、キュウリといった夏野菜の収穫をしました。1人一つハサミをもって、採り頃の野菜を傷つけないように収穫しました。そのあと、収穫した野菜を使ってお昼にキーマカレーとポテトサラダを作りました。

自己紹介の様子
野菜を収穫している様子
お昼のキーマカレーを食べている様子

−Tくん
普段は親にスーパーで食材を購入し、料理をしてもらっているそうで「収穫した野菜でご飯作るのってなかなかできない体験ができた!」と話していました。
作業は3時間ほどで話しながら行いましたが、「何時間も同じ作業を立ちながらやり続けるって大変だし、こういう作業をいつも続けている農家さんてすごい」と感嘆していました。

−コウメちゃん
野菜を1人で管理するのは結構な労力。「1人でもこんなに多くの野菜を育てられるんだ!」と驚いていました。
そして、「オクラってこんなに甘いんだ!」と感動。普段スーパーで購入しているものは収穫してから時間が経っているため、鮮度の違いが甘みに反映されていることを舌で感じたようです。

「午後は暑すぎたので、タープの下でジャガイモの袋詰めを行いました。予め収穫されていたジャガイモは土が多く付いているので、土を落として、よりジャガイモのおいしさが伝わるよう袋詰めをしていきました」。

1日目の夕飯 −コウリ「作業後のご飯は最高」

2日目はサトイモの除草とBBQをしました。
この日はとても暑い中、本格的な農作業を行いました。具体的にはサトイモが植わっている畑で、伸びてしまった雑草達を根こそぎ刈る作業です。サトイモがどこに植わっているのか分からないくらいの畑で、草刈りを行いました

除草の様子

−Tくん
「普段は家で過ごすことが多いので、作業中にこんなにも飲み物飲んでる?とか熱中症に気を付けてねとか言われたの初めてだった」。
それに大学の圃場では常に管理している人がいるから雑草などがあまり生えていないけど、農家さんの手が回らないと「こんなにも(雑草が)生えている!」と驚いたそうです。

−コウメ
「暑いけど作業自体(集中してできるから)辛いとは思わないなかったです」。
畑によっては天気などで雨が降ると虫が生い茂ったりするのですが、今年は雨が少ないからか「意外に虫少ない」と感じたそうです。

料理をしている様子。奥がコウメちゃん、手前が筆者。
BBQの様子

第1回の感想

−コウリ:「農作業自体は実習でやっているから辛いとは思わなかったけど、農家さんと実際に作業していると普段の実習では学べないことを体験できるのが貴重でした」

−コウメ:「農家さんの所に行くのは2回目。今回初めて野菜の農家さんに来てみた。授業では全く農業現場に行くことが無いから、農業や食に興味のある人たちと一緒に作業出来て、ゆるっと繋がれるの楽しいなと思いました」

−T:「実習ではがっつり農業をしているけど、農家さんの所に行くのは初めて。自分が収穫した食べ物を食べられるのは少人数だからこそひろしさんとも話せたし、全くの初対面の人ともつながりをもっと持ちたいなと思いました」

第2回 サトイモ畑の仕上げと夏野菜の収穫!


あまりにも暑かったので、タープの下でジャガイモの土落としをした後、ジャーマンポテトを作ってお昼ごはんにしました。その後ナスやピーマン、ゴーヤといった夏野菜を収穫し、出荷用の袋詰めを行いました!

お昼ごはんの様子

2日目はエダマメの収穫にサトイモの除草の残りを行いました!

エダマメ収穫の様子。上がタクミ君、下がナオキ君。

第2回の感想

−サワ:「収穫した野菜が意外にも捨ててしまうものが多くて、何かに加工したいなと思いました。農家さんの所に来たからこそ分かるなと感じました」

−ダイキ:「農家さんの所に来たのは初めて。幼稚園でやった農業体験とかでざっくり農業って楽しいなと思っていたけど、作業という苦労をしてから収穫したものをすぐに食べたほうがより嬉しいと思うし、楽しいなと感じた。どんどん色んな農家さんの所に行って体験していきたい!」

−ナオキ:「静岡県の農家の息子だから農業ってどういうものか知っているし、大学でも圃場で農作業はよくするからこそ、1人で農業をするというのは畑の状態からして雑草がこんなにも生えてしまうのかというような、個人農家の現状が知れてとても良かったです。それにもっときつい作業をしたいとも思う」

最後に、この農業合宿の運営をお手伝いしたタクミ君は「研究室の作業に追われてて大変だったけど、少人数ながらも農業の現場に触れてもらって、こうして同世代との交流ができて良かったな」と感じたそうです。

農業合宿のまとめ

ざっくりとですが、このように普段あまり農家に行かない農大生でも1回の農業合宿で感じたことは様々でした!
総じて、農業を仕事にするというのはただ野菜を作るだけじゃなくて、暑い中畑を管理し続けることがとても大変ではあるけど、自分で作った野菜を食べることができるのって最高。もっともっと色んな農家の暮らしを見てみたい!と感じているようでした!
この記事を読んで少しでも同じような農家さんの下で体験してみたいなと感じていただけた方は、こちらのヒロシファームさんをはじめ、農家さんの元でぜひお手伝いしてみてください!

畑でボランティアしたい!お野菜買いたい!と思っていただいた方へ

ひろしファームの所在地 
〒252-0824 神奈川県藤沢市打戻1675−6
連絡先:090-6101-3420

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