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「to・for(方向)」の違い

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【曲げるとスマホ、開くとタブレット】
#0017
2024/1/5  
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The Chinese (     ) company exhibited a foldable smartphone.
When we fold it, it will be a smartphone, when we open, it will be a tablet.

■(     )内の単語は、どちらが適切でしょうか?

(ア) venture
(イ) benture

■単語

・exhibit 展示する
・foldable 折り畳める

■和訳

中国のベンチャー企業は、折り畳みが可能なスマホを展示しました。
折り曲げるとスマホ、開くとタブレットになります。

■(     )内の答え

(ア) venture 
になります。
venture companyで、「ベンチャー企業」ですね。

■解説

exhibitは、動詞で「展示する」という意味になり、名詞で「展示会、展示品」の意味もあります。
なお、exhibitionも名詞で「展示会、展示品」になり、意味は変わりません。
exhibition は、「exhibit」が名詞に派生したものになるため、動詞はありませんね。

■特集

本日の特集は、「to・for(方向)」の表現の違いを説明します。
どちらも「~に向かって」なのですが、
 
・to =確実に「届く」イメージ。
≪例≫
I took a train to Kyoto. (京都へ電車で行った→京都まで電車で行って降りた)
 
・for =向かうが「届かない」事もあるイメージ。
≪例≫
I took a train for Kyoto. (京都行きの電車で行った→京都まで行かないで、途中の名古屋駅で降りた。名古屋駅に行くために京都行きの電車に乗った)
 
下記に、「to・for」を使った動詞の例を挙げますので、その意味合いを確認しましょう!
 
≪toの例≫
・give the bag to 人(人にかばんを与えた →人に与える事で動作が成立する)
・teach English to 人(人に英語を教えた →人に教える事で動作が成立する)
・show the ticket to 人(人にチケットを見せた →人に見せる事で動作が成立する)
・send the bag to 人(人にかばんを送った →人に送る事で動作が成立する)
 
≪forの例≫
・buy the bag for 人(人のためにかばんを買ったが、その人がもらうとは限らない →その人に届かなくても、買うという動作は成立する)
・make lunch for 人(人のためにランチを作ったが、その人が食べるとは限らない →その人が食べなくても、ランチを作るという動作は成立する)
・find the seat for 人(人のために席を見つけたが、その人が座るとは限らない →その人が座らなくても、席を見つけるという動作は成立する)
・get the ticket for 人(人のためにチケットを取ったが、その人が受け取るとは限らない →その人に届かなくても、チケットを取るという動作は成立する)

■編集後記

SamsungやHuaweiが間もなく発表すると言われる折り畳みスマホですが、大手メーカーを出し抜いて、中国のメーカーRoyole(柔宇科技)が、世界発となるモデル「FlexPai」を発表しました。
 
7.8インチの画面で、20万回以上の折り畳み実験をクリアしたそうです。
 
映像では、曲げてみたらプラスチック製の下敷きよりやや硬い感触で、画面の発色は曲げても鮮やかなままでした。
 
スマホ市場は、画面が手のひらサイズに到達し、端末いっぱいのスクリーンサイズのため、これ以上の進化は頭打ちの状態です。
 
次は、折り畳みスマホの登場ですね。
最初は違和感があるでしょうが、そのうちに慣れる事でしょう!
 
技術の進化はすさまじいですね!

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