見出し画像

New York 見聞記  6


まえがき

  

実は・・・
「New York 見聞記  6」は以前記事として公開していたものを一部書き直したものです。
自分で気づかないうちに「削除」していたことに気が付きました。

久しぶりに記事に手を付けました。で、「名が不明なアートも・・・」にウェブスターの辞書画像を急遽畳の上で撮ったものを加えましたよ!

東西南北Public Art全員集合!
New York で見つけたアートに焦点を当てる記事
それを発見するために使った一日
南から北へ
北から南
東から西へ
西から東へ
歩きまわった
歩きまわった

次の日に出直した場所もある
いつもと違う
楽しい一日だった

 


Group of Four Trees

まずは見かけたのがこれ・・・!
何これ?って気持ち
変な形のPublic Art
しばらくじっと見ていると
そこを歩くサラリーマン風の人々
その存在に気づかなさそうに
普通に・・・ただ・・・足早に歩いていた
毎日見ていると(見てはいなさそう)
その存在など消えてしまうのだろうか

試しに大きさをお見せしよう。通勤客がちらほら見え始めた朝
動画を撮っておいた
その一こまを抜き出してみた
おかげで顔等ぼやけて
プライバシーの侵害は怒らない
見ていると「ツリー(Tree)」の
真下を歩いたりしていた
勿論筆者も真下を歩いてみた
どうってことはなかったが
「Tree」の大きさを体感できた

「Sunken Garden」by Isamu Noguchi

 筆者の記憶が確かなら、この「沈床園」(Sunken Garden)は
Group of Four Treesのすぐ近くにある
写真を撮ろうとうろついていたら
ふと目に留まったのだ
大きな円形のマンホールのような
穴が開いていたので
下を見たらこれが目に飛び込んできた
思わずシャッターを切ったのだ
よく分からないが
筆者の目には和テイストのアート
石庭の変形?と映ったのだ
ウォール街の近くの
チェース・マンハッタン・プラザの
敷地にある
と、これはこの記事のために
ネットでちょこっと調べてみた
確かにBattery Parkが近くだった記憶
うろついているうちに
その辺だという記憶が残っている
何しろ目に入ったアートに
カメラを向ける一日
いちいち記憶に深く
残るわけがない

「Saurien」(ソウリエン)                                                    by Alexander Calder


このアートは奇妙!
だから面白い

ばかでかい
だから写真に撮ってしまう
だからアートの下に入ってみたくなる
上りたくなっても
上がれるわけがない
見る角度によって
違う様相を見せてくれる
それがありがたい

(Madison AvenueのIBM前)

建物の中には別のアートも

「A Day in The Big Apple」

「A Day in The Big Apple」

奇抜だ
勿論色のことだ
いや、描かれている中身だ
目玉に見られているような錯覚だ
それなのに・・・
なんか楽しくなる
建物の中に入ってみたくなる
で、入ってみた
建物の中ではないが
入口から入ると
パリのカフェ的な雰囲気
涼し気な木が植えられ
人々が小さなテーブルを囲んで
談笑していた
楽し気な笑い声
おいしそうなジュース
うまそうなコーヒー
どうせアメリカンコーヒーだろう
などと揶揄する気持ちにはならない

留学していた時
寮のカフェテリアのコーヒーは
まさにアメリカンコーヒーの代表だった
そのうち知恵が生まれた
食事をしながら
じっと待つのだ
いくら何でもそのうちに
バイト学生が
コーヒーメーカーの豆を入れ替えるのだ
そして入れ替えと同時に
席を立つ
うまいコーヒーが
自分の手にしたカップに
好きなだけたんまり
あ~、これがコーヒー
思い出したが、
IBMでは飲まなかった
どうせ・・・だろうから・・・

道路から窓越し撮影

「New York Future」

こちらの方は道路の端
つまりIBMの建物に近い
New Yorkのどんな未来なのか
この顔からは分からない
期待していいのか
それとも笑い飛ばすつもりなのか
分からない

「Red Nine」

「Red e」❓

どこが「ナイン」つまり「9」なのか
どうみても「レッド イー」ではないか
などとぼやいてみても仕方ない
これは「e」に決定か!

いやいや、この写真を見ると
「Red Nine」に決定
こうしてみると確かに「9」だ
筆者が最初に発見した時
反対側から見てしまったのだ
全体をぐるりと回りながら
カメラを回していて気が付いた
紛らわしい
どうせならアメリカンジョークで
こちらには「Red Nine」
反対側には「Red E」
二つの名札をそれぞれに置いてほしいものだ

大きさはこんなもの
次にお見せする「Red Cube」よりは小柄だ
Red Cubeは自分には衝撃だった
だから、ついビーズアートで表現してみた
1か月以上の日数がかかった
うまくいかず一度一部分をはぎ取って
作り直した
すると失敗した場所が
うまい具合に立体的に出来上がったのだ
新しいアイディア誕生の瞬間
これだからアート作成はたまらない
文字通り「失敗は成功の元」は現実
ビーズの色を一つ間違えただけで
そこから新しいアイディアが生まれる
それがアートなのだ

「Red Cube」

ビーズアート作業中

この作業はRed Cubeではなく
フランスの田舎の景色のものだ
このようにして作ります・・・という見本

”Red Cube"  ビーズアート

 このアート作品は
額縁も筆者のアイディアだ
全て手作りを心がけた
透明感を生かすために
ひもは釣り糸を使用
アートに関してはまた別記事にて・・・

こうしてビルのガラスに写してみると
筆者の姿まで露呈してしまう
筆者は旅行中
自分が写り込むことは
頼まれてもしないのだ
だからこれは珍しい、と
自分で気が付いて思う
似たようなケースとしては
ホテルの室内の撮影時
鏡に映っていたりする
自分の記念にはなる
楽しい気分にはなる
思い出し笑いをすることもある

8.動かせるオブジェ、アラモ

(この項は・・・「孫娘と行くNew Yorkの店」から文章をそのまま転載。写真は一部別物)

 歩道のど真ん中にそれはあった。誰も見向きもしないで通り過ぎていく。地元の人にとっては当たり前の景色なのだろう。
 私が孫と行った時から2年前は、いくらアラモを探しても見つからなかった。当時はこの辺り一帯であちこち大がかりな工事が行われていた。今思えば、丁度その時には工事の邪魔にならないようにアラモは別の場所に移動させられていたに違いない。
 孫たちはこの珍しい「動くオブジェ」を動かしてみようと悪戦苦闘する。びくともしないのだ。その奮闘ぶりを通りすがりの人たちは見向きもしないで通り過ぎていく。

 彼女たちがアラモを操れるようになったのにはわけがある。悪戦苦闘している彼女たちの様子を見た通りがかりの青年のおかげだ。歩きながらさっと手を伸ばして、あれほどかたくなに動こうとしないアラモをいとも簡単に動かしてしまったのだ。
 「Thank you」とお礼を言うと「いえ、*いたしまして」と片言の日本語で返事をしてさっさと行ってしまった。

 最後に私も試してみた。そして見事動かすことに成功することが出来た。本当に力がいらないことが驚きだ。

名が不明なアートも・・・

 IBMの「New York Future」と
同じ空間にあったもの
ただし、何なのか分からない
見ようによってはゴジラ?
それとも大きすぎるペンギン?

名は不明だが、Central Parkにて発見
これはたまたま
アンデルセン像に行く前に
寄り道をした時に映り込んでいた
こんな写す気もないものが
マンハッタンには転がっている

アンデルセン像

これがそのアンデルセン像だ
意外と見落とす人が多いような気がする
筆者も最初は気が付かなかった
通り過ぎようとする時に
ふと人間でないものが
視野に入ってきたのだ

これはどこで撮ったものか不明
Central Parkであることは間違いない
Park内の動物園の前なのか?
ビデオを早回ししても不明のまま

「ベテスダの噴水」

カメラを構えている筆者の後ろの景色は
池があって
そこにはボートがたくさん浮かんでいる
細長い池で
その導線には
木陰がたくさん散在している

Daniel Webster像

ウェブスターと言えば
英英辞典を編纂した人だ
一般的に「ウェブスター」と言えば、この辞書を頭に浮かべる。
筆者も彼の辞書を
今も後生大事に持っている
3巻からなる辞書だ
この辞書で調べ物をする時は
畳の部屋で直に広げて使う
重いからだ
重い上に小さい文字が難敵だ
久しぶりにこの記事に目を通して見ると、少し訂正箇所がありました。で、思い付きでウェブスターの辞書を広げて撮影しました。重かったです。

Flat Iron Building  ロドリゲス出現

 このフラットアイアンビルディングを見るために来てみたら
その近くの公園(Madison Square Park)で
人々が何やらリラックスしていた
彼らは見慣れているのか
この建物に目を向けるではなく
すぐ目の前の何やら行われるかもしれない
いつもとは違う雰囲気を楽しんでいる風だった
筆者は当然写真を撮りたかったのだ
でもみんなの視線が向けられている
反対側の小規模のスペースにも
気が向き始めた
そこではどうやらドッキリが進行中
1人の女性が携帯で話しながら最前列へ
携帯と話しているその場所に
背の高いすらっとした黒人男性
その女性の方に手を触れた
女性はびっくり仰天
するとMCらしき人が
マイク片手に「ロドリゲス出現」を紹介
ロドリゲスが何者か知らない筆者
隣の男性に聞いてみた
えっ、知らないのかい?!
当時の野球界では知らない人はいない
これは失礼した
日本球界で言えば
松井秀喜かはたまたイチローか

次のターゲットは
若い男性
ロドリゲスが肩に触れると
目が合った途端に腰を抜かした
なるほどロドリゲスはすごい人なのだ
おかげでFlatiron Bruildingのことを
忘れてしまいそうだった
最初に写真撮影しておいてよかった
でなければ、ロドリゲスが姿を消すまで
動画を撮り続けていたから
この建物のことをすっかり忘れたに違いない
これは建物というよりも
アートそのものだった

Christopher Park

Google Mapより
George Segal作

筆者はこの公園に初めて足を踏み入れた
この作品が展示された時代は
衝撃的だったに違いない
筆者がこの問題を初めて知ったのは
1981~82年の留学の時だ
寮の掲示板にこれこれの日程で
どこそこの会場でゲイの集会がある
遠慮なく来たまえ・・・
好奇心の動きが芽生えた
日本人のルームメイトと行こうという話に
会場入り口に立った
男性カップルが次々に入っていく
衝撃的な光景に見えた
筆者たちは怖くなって
結局逃げ帰ったのである
後々、逃げなきゃよかったかも
と思ったものだ

この「gay rights movement」は
この像ができた頃は
まだ新しいムーブメントだったはずだ
1969年の6月にスタートしたとされた記述もある

 筆者は留学中の毎週金曜日には映画を観に行った
99セントでみられるのだ
当時のレートで250円弱、寮から徒歩10分
ある日のスクリーンの画面に変な気分がした
出演しているのは男性が圧倒的
そして男性カップルが一緒に生活をする映画だ
最後まで観るには観たが
何となく妙な気分で寮に戻った記憶
今ならそこまで抵抗がなかっただろう
その後、アメリカのあちこちに旅行したが
この問題を目の当たりにするチャンスが
結構あった
みなが自然体なのだ
気が付いたら自分も自然体

おまけ(オクトパス)

最後に名前も不明なパブリックアート
撮った動画では
案内人が「オクトパス」という声が聞こえる
確かに足がたくさんあるアートだ
これがあった場所は
新トレードセンターに向かっている時だ
人だかりに惹かれて
人々の隙間から覗いてみると
確かに「オクトパス」だ
というわけで、Public Artは
マンハッタン一帯にもっとあるのだが
この「オクトパス」(という名前にしておこう)を
この記事の最後の出し物としておこう

 


 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?