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フィルムで観る映画の面白さ

2023年末に映画「PERFECT DAYS」を観たことをお話しましたが、1月も映画を観に行きました。

その映画とは新作ではなく「ALWAYS三丁目の夕日」です。

シリーズ三部作を一挙上映というイベントが近所であったのです。

~板橋映画上映会 おおやまレトロシネマ~といって、会場は映画館ではなく板橋区立文化会館大ホール。

このイベントの特徴は35ミリフィルムでの上映だったということ。

これがとってもよかった。

フィルム独特の粒子の粗さがいかにも映画らしくて、柔らかくて温かかったです。
「ALWAYS三丁目の夕日」ですから、なおさら良かったのかもしれません。

昨今、シネコンで上映される映画はデジタルで、スクリーンはくっきりはっきり、音響もよく椅子もゆったりして座りやすく、それはそれで良さがあるのですが、あのフィルム特有の映画の質感を久しぶりに味わいました。

イタリア映画のニューシネマパラダイスを思い出しましたね。

ドーナツ盤のレコードがCDに取って替わられたのと似ています。
近年、改めてドーナツ盤やカセットテープの音の柔らかさや温もりが見直されてきていますが、あれと似ているお話だと思います。

残念だったのは、1,300人収容の大きなホールに、観客が30人くらいしか居なかったということです。
おかげで特等席で観ることができましたが、30人とはあまりに淋しすぎました。主催者の人たちは映画という文化を後世へ繋ごうと奮闘されていてとても微笑ましかったですが、このままでは灯が消えてしまいそうです。

おおやまレトロシネマは月1回くらいのペースで開催しているそうなので、微力ながら応援したいと思います。

私は昭和レトロ感が大好きですが、そういう方はけっこう多いのではないでしょうか。

「昔(あの頃)はよかった」とよく言います。

しかし当時も決して良いことばかり、楽しいことばかりではありませんでした。不便や不都合、悩みや苦しみもたくさんありました。

でも不思議と後になって思いだすのは良いことばかりのような気がします。

今の世の中は生きにくい、未来に希望が見えにくい時代と多くの人が感じているように思います。私も含めて。

でも20年後、30年後思っているかもしれませんね。

「あ~あの令和の頃はよかった」と。。。
2024年2月8日

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