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もうすぐ30歳。自分との付き合い方を、見直す。


2018年6月、27歳

じぶんの好きなことを仕事にしている人たちとたくさんであって

こんな風にわたしもキラキラ生きたいとおもって

もっと自分の幅をひろげたい、チャレンジしたいとおもって

転職することをきめました。

新卒から5年間、くやしいもうれしいも泣きながら必死でがんばって、

愛していた仕事でした。

でもあえてあたらしい環境に飛び込んで新しいひとと出会うことは

きっとわたしがキラキラ生きていくためのきっかけになるとおもった。

キラキラしてる彼や彼女みたいに。

国際協力とか平和関係のNPOで自分のやりたいことや想いを実現しながら

仕事は最低限の生活ができるくらいと、わりきろうとかんがえました。


2020年7月、29歳、転職からおよそ2年

2つのことをこなせるほど、わたしは器用じゃないことに気づきました。

仕事は心ここにあらずで、忙しいばっかりで成果はぜんぜんだせない、

がんばらなくちゃと思うけど、今できること以上のがんばりをする気にならない。

他の人に責任を押しつけたく感じることもすごく増えました。

本気でやりたいはずだったNPOだって、

本業がいそがしいからと後回しにするようになりました。

いまの自分は本当に、なにもがんばっていない、へこたれやろうです。


こんな自分を、めちゃくちゃかっこわるい、恥ずかしい、変えなくちゃと

本当は思わなくちゃいけないはずなんだと思うけど

とても不思議なことに今

チャレンジへの意欲とか、前に進んでいく気持ちが本当になくなって

できないことはできないんだと、自分に囲いをつけて

ただ毎日このまま淡々と、こじんまりと、

手の届くところにある小さなしあわせに満足しながら

できるだけ低燃費で生きていたいと思うのです。

不思議なのはそれを、しあわせと感じるようになったこと。


あんなにキラキラ生きていたいと思ったのに

これが年齢とか時間によるこころの変化なのか、

一時的なこころの変化なのか。


毎年アウシュヴィッツで、広島で、わたしは平和のために生きるんだと

こころに誓っていた自分がとてもなつかしくていとおしい。

なつかしむだけの過去になるのか、

またいつかそんな風に生きるようになるのか、よくわかんない。


でも人生のなかで、もし自分とのあたらしい付き合い方が見えてくるなら

それはそれで、受け入れてみたいとおもうな。

それがとても予想外であったとしても。


もうすぐ30歳、かしこ。

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