ヨガの聖地インド・リシケシ。聖なるガンジス川のほとりの寺院で起きた出来事!
Youngです!
「インドに呼ばれる」
そんな言葉がある。
インドに行きたいと思っていても、インドがその人を選ばないことには、 その人はインドの地を踏むことはないらしい。
観光として行く日本人も多いEUや欧米、アジア諸国と違い、なにかとハードルが高く、「いつか行きたいなぁ」で終わってしまうパターンの多いインド。
そんないつか行きたいなぁから一歩踏み出して、2017年11月、ぼくたちは混沌の都ニューデリーからインド入りしたのである。
今回はニューデリー編は後に回し、インド旅も共にしたブログ開設者Hat-sanから「リシケシのあの話はぜひ最優先で書いてほしい」と言われた話を綴ります。
ニューデリーとは全く違う空気が流れるリシケシ
首都ニューデリーや遺跡の街アーグラで「カオスのフルコース」を味わったぼくらは、この町に流れる空気の清涼感を思う存分味わっていた。
街の中心を流れている川は、言わずと知れたガンジス川。
ヒンドゥー教そしてヨガの聖地であるこの地には、敬虔なヒンドゥー教徒と世界中のヨガファンが集まり、ヨガスクール留学として長期滞在するパターンが多いそう。
リシケシの街を流れるガンジス川は上流部にあたるため、日本人がイメージする下流部「バラナシ」の混沌としたエリアとは違い、水はある程度澄んでいて、沐浴するのにさほど抵抗感は無い。
もちろん御多分にもれず沐浴を実行。沐浴以外のエキセントリックな企画も実行したが、それもまた後日。(インド編はいろいろありすぎて、ひとつの記事で書くと非常にボリューミーに。個々のエピソードにフォーカスしておいおい書いていきます笑)
訪れたとある寺院
街を散策していた僕らは、とある寺院に。
現地では名前がよくわかなかったんだけど、後から調べたところ「Shri Makar Vahini Ganga Ji」という寺院らしい。
こんな寺院。
ガンジス川も一望。大変よき眺め。
ここでぼくらは、現地のガイドからmeditation(瞑想)の話を聞いたり、ティーカ(ヒンドゥー教の額の赤い印)をつけたり※正確には勝手につけられてお賽銭を取られた笑と、この日もリシケシライフをエンジョイ・イッツジョイン(古)していたのである。
↓meditation講習を受ける僕たち
そして野生動物からの贈り物。僕はそれを受け取った。
こんな感じでね、けっこう野生の猿がいるんですよ。
ちなみにインドでは野生の象は一切見ませんでした。牛はそこら中にいますし、猿も結構見ました。
メディケーション講習を終えてさぁそろそろ出発しようかと言う時。
僕はふと、寺院の敷地内、足元にけっこうな頻度で点在する「アレ」に注意を払っていた。
そうそれはお猿さんたちが食事をし、消化し、動物の消化管から排出される固体状のアレである。
事前にその存在に気付いていた僕は、Hat-sanや旅仲間‟Hakucho”(当ブログの一員)にも警笛を鳴らしていた。
「足元にアレがたくさんありますから!気を付けてくださいね!」
ああこれがチームワークというものだ。旅にも人生にもチームワークは不可欠。
そして、気遣いや思いやりを持っている人間こそが高尚だし、良いパートナーを見つけたりする。
少し鼻を高くしそんなことを考えながら上を向いて歩いていた。
とその時、背後を歩くHat-sanから大きな声が聞こえてきた
「足元、危ない!!」
警笛を最初に鳴らしておきながらすっかり油断していた僕の足元直下には干からびたアレが!!!
すでに足をそこに下ろそうとしていたが、Hat-sanの警告により僕はそれを躱そうとする!!!
体の司令部である「脳」が「足」に信号を送る!!!「フンデハイケナイ」
脳の指示を「足」が受信!!!
しかし下に振り下ろした足の動作が司令部の動きより一歩早く、足はアレに到達!!!
「カイヒセヨ!!フカイリシテハイケナイ!!」
再度司令部からの指示!!!
アレにソフトタッチしソフトな感覚が一瞬僕の足をつたうが
司令部の指示に従い、なんとか僕は足を大きく引き上げたぁぁぁぁ!!!!!!
…
…
…
叫びながら歌舞伎の片足で動く動作(?)みたいな動作でそこから僕は離れ、この現実と対峙していた。周りにいたインド人は優しい笑みを浮かべていた。
「そんなこともあるよね」という笑みだが、日本ではそんなことは絶対にない。
この寺院は土足厳禁。
そうこの時僕は、裸足だったのである。
インドで得たかけがえのない経験
インドの話を行ったことのない人にすると、「人生観や価値観は変わった?」ってよく訊かれます。
「そんな一回行っただけで変わらないよ~」ってインド経験者で答える人が多いみたいですが、僕は確実に自分の価値観や人生の行動指針に影響を与えた旅になったと思っています。
ああ、こんなにも適当でいろいろなことが成り立つんだ~ とか。笑
こんな状況でも優しいんだ、とか、一生懸命になれるんだ、とか。
日本の親は子供に「人に迷惑をかけないように」って教えるけど、インドの親は「人は人に迷惑をかける。だから迷惑をかけられたときは許してあげなさい」と教育するそうな。なんだか素敵。
アレの話でお目汚しだったので、締めはこんな少しいい話で。水に流してくださいませ。
ちなみにアレを踏んだ後、きちんと近くにあったホースの水できれいに洗い流しましたよー!笑
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?